偕成社

『偕成社五十年のあゆみ』(偕成社、1987年)

会社名

株式会社 偕成社

社史名

『偕成社五十年の歩み』

  配架場所:千代田図書館「出版にまつわる本棚」
  資料番号:130233570 請求記号:出版業/023カ

社史紹介

【会社紹介】

埼玉県出身の元銀行員今村源三郎が、昭和11年(1936)東京市日本橋区通(とおり)に創業。偕成社とは「ともに成る」という意味である。現在では児童書出版専門だが、創業間もない頃には、人生論や教養書も発行しており、『娘時代』『娘の真実』という2冊のベストセラーで経営の土台を確立させた。しかし戦時統制下その2冊が絶版に追い込まれたほか、東京大空襲で社屋が焼失するなど、戦争の影響を大きく受けた。

戦後から児童書専門の出版社となり、昭和24年(1949)株式会社化。「良心的で丁寧な本づくり」を心掛け、幼児から中学生を対象にした児童書を数多く刊行している。昭和49年(1974)からは毎年ボローニャ国際児童図書展・フランクフルト国際図書展などに出品・参加。代表的な出版物は、『ノンタン』シリーズや『はらぺこあおむし』。また「障害者を理解する本」や「アジアを理解する子どもの本」の出版などにも力を注ぐ。

【内容紹介】

偕成社の創業五十周年記念事業として刊行。創業時から昭和60年(1985)までを記述。

第Ⅰ部「偕成社五十年の歩み」は全4章で、第1章は創業~終戦まで、第2~4章は戦後のあゆみをまとめる。時代背景や出版界の動きとともに、同社の事業や出版物、社員や作家について紹介。新入社員紹介や、作家との作品作りの過程の記述もある。

第Ⅱ部「偕成社図書年表[偕成社図書リスト]」は、出版図書を、出版年月ごとに収録。出版ジャンルは多岐にわたっているが、昭和20~30年代は名作全集や伝記全集などが、昭和40年代頃からは創作文学、翻訳文学、ノンフィクション、オリジナル絵本などが主流となっているのが窺える。

内容注記

【図版】

本文中:

・各種出版物など多数

・新旧社屋の写真

・エズラ=ジャック=キーツ氏の写真

・トーマス=ベリイマン氏と今村廣社長の写真

・『わたし いややねん』出版記念会の様子

・布の絵本・さわる絵本屋で遊ぶ子どもたちの様子

・ボローニア国際児童図書展・偕成社のブースの写真

・丸岡秀子氏の写真

・大迫倫子氏の写真

【付録】

・偕成社受賞作品(日本国内の受賞図書)

        (海外の主な受賞図書)

・偕成社主催 月刊『絵本とおはなし』月刊『MOE』受賞者

・偕成社入社社員

・『偕成社五十年の歩み』刊行にあたって…今村廣

・巻末に「偕成社図書年表」あり

目次

関連文献

 

・今村正樹「偕成社の歴史をひもといて語る ― 児童書出版は、戦後どのように成長してきたか」

 『ず・ぼん⑫ 図書館とメディアの本』(ポット出版、2006年)

・『日本児童図書出版協会四十年史』(日本児童図書出版協会、1993年)

・『創立五十周年 日本児童図書出版協会のあゆみ ― 四十年史補遺』(日本児童図書出版協会、2003年)

参考リンク

・偕成社 http://www.kaiseisha.co.jp/