トークイベント「2紙の編集長が語る、書評紙の役割」

ポスター企画展示「書評紙が選ぶ、今すぐ読みたいベスト16」関連講演会

2紙の編集長が語る、書評紙の役割

書評紙を読んだことはありますか? 書評の掲載に留まらず、本を媒介にした批評や言論の場であった書評紙の役割は、近年大きく変わりつつあります。このたび、2大書評紙 初の合同企画展を機に、2紙編集長の初共演イベントを開催します。

「週刊読書人」「図書新聞」の編集長が、「書評紙の役割」「いま書評紙に求められていること」等のほか、「読むべき本の選び方」「出版業界の現状と裏側」から「怪情報(?)」まで、たっぷり語り合います!本好きな方、出版に興味のある方は、この機会をお見逃しなく!

日時:2017年9月8日(金曜日)午後7時~8時30分 開場 午後6時30分

会場:千代田図書館 9階 特設イベントスペース

講師:明石 健五さん「週刊読書人」編集長
   須藤 巧さん   「図書新聞」編集長
コーディネーター:下平尾 直さん 出版社「共和国」代表

席数:50席(事前申込不要、当日先着順)

参加費:無料

※視聴覚障害や車いす利用などで配慮・支援をご希望の方は、事前に、電話・カウンターで支援の内容をご相談ください。また、手話通訳が必要な方は、8月31日(木曜日)までにご連絡ください。

 

講師の写真明石 健五(あかしけんご)さん「週刊読書人」編集長

1965年、東京・代々木の下駄屋の次男として生まれる。早稲田大学卒業後、映像制作会社に勤務。AD、ディレクターを務める。2年半の引き籠り生活を経て、1996年、(株)読書人入社。2011年から編集長。

20代の時、計2年半ほぼ毎日、開館から閉館まで図書館で本を読んで暮らした時期があります。関東・関西と住居は転々としながらも、いつも徒歩五分以内に図書館がありました。言ってみれば、その時の2年半があったからこそ、今編集者としてなんとか仕事ができているのではないでしょうか。図書館が人と本を繋ぐ貴重な場であるとすれば、書評新聞も、同じ役割を担っています。「面白い本」「優れた書籍」「偉大な書物」、表現は様々ありますが、本との出逢いをいかに「演出」できるのか、そのことを日々考えています。私たちの仕事の一端、裏側を少しでもお伝えできればと思っています。

講師の写真須藤 巧(すどうたくみ)さん「図書新聞」編集長

1983年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部在籍中の2004年より図書新聞にバイトとして勤務、卒業後、2007年に図書新聞に入社。2008年から編集長。2017年6月より武久出版(株)図書新聞事業部に勤務。

世界はあまりに広いが、人生はあまりに短い。読みたい本は限りなくあるが、時間は限られている。自分は井の中の蛙、でも、大海を知りたい。そんなときには書評紙です。一冊の書物に内在する世界を、大きく解き放ってくれます。書評は、自分がいかに物事を知らないか、自分の見方がいかに限定されているかを教えてくれます。傲慢になることを戒めてくれもします。書評紙は「世直し」にさえ貢献できるかもしれない、と最近は思っています。しかし、言うは易く、行うは……。書評紙を毎週つくっていても、仕上がりに満足できた試しがないし、満足しては駄目なのだと思います。書評とは「芸」です。その道に終わりはありません。

講師の写真下平尾 直(しもひらおなおし)さん 出版社「共和国」代表

1968年、大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程退学。2014年、(株)共和国を樹立。藤原辰史『[決定版]ナチスのキッチン』、タルディ『塹壕の戦争』、『燃えるキリン 黒田喜夫詩文撰』など既刊27点。