<開催終了>特別展「林忠彦写真展―日本の作家109人の顔」
作家が「文士」と呼ばれていた時代、彼らの肖像を描いた写真家がいた。

特別展「林忠彦写真展―日本の作家109人の顔」
作家が「文士」と呼ばれていた時代、彼らの肖像を描いた写真家がいた。

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昭和を代表する写真家の一人、林忠彦(1918-1990)が日本の作家109人を撮った写真展。作家が文士であった昭和という時代。その時代を生きた「顔」を記録した写真107点に加え、もう一つの作家の「顔」といえる代表作や初版本が展覧会に華を添えます。

戦後という時代を撮り続けた林忠彦は、銀座のバー「ルパン」に集う無頼派作家たちと出会ったのをきっかけに、戦後の日本文学を担う文士たちの姿を撮り続けました。戦後復興の東京を生きる、力強く個性的な文士たちの「顔」。エネルギーがあふれる時代の息吹を、彼らの姿とその作品から、感じ取っていただければ幸いです。

開催概要

  • 会期:2014年9月26日(金)から11月25日(土)
    休館日:10月20日(月)、11月17日(月)
  • 観覧時間:平日 午前10時から午後8時、土曜 午前10時から午後7時、
    日祝 午前10時から午後5時 (入室は閉室の30分前まで)
  • 会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室
  • 観覧料:一般300円、大学・高校生200円
    千代田区民・中学生以下、障害者手帳をお持ちの方 および付き添いの方1名は無料
    住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳をお持ちください。
  • 主催:千代田区立日比谷図書文化館
  • 特別協力:周南市美術博物館
  • 協力:神田古書店連盟
  • 監修:林義勝
  • 企画協力:モッシュブックス
坂口 安吾
坂口 安吾
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井上 靖

本展のみどころ

  • 未公開のコンタクトシート
    決定カットとその前後のカットが入ったコンタクトシート4枚を初めて展示します。
    コンタクトシートとは、ネガフィルムを1枚の印画紙に焼き付けたもの。プリントする写真を選ぶためなどに利用された。
  • 井上靖の直筆原稿
    井上靖の直筆原稿
    林忠彦に寄せた「林忠彦氏の仕事」の直筆原稿6枚が展示されます。
コンタクトシート
コンタクトシート
川端 康成
川端 康成

関連イベント

対談 <終了しました>

「林忠彦の見た、昭和という時代」

日 時:10月18日(土)午後2時から3時30分(午後1時30分開場)
場 所:日比谷図書文化館 1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
講演者:岡井耀毅(写真ジャーナリスト)、飯沢耕太郎(写真評論家)
定 員:200名程
参加費:1,000円
内容:戦後写真史を俯瞰した視点から見たとき、林忠彦の仕事はどう位置付けることができるのかについて語り合う公開対談。

鼎談<終了しました>

「林忠彦の写真に見る文士たちの生き様」

日 時:11月4日(火)午後7時から8時30分(午後6:30分開場)
場 所:日比谷図書文化館 1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
講演者:坂口綱男(写真家)、檀太郎(エッセイスト)、林義勝(写真家)
定 員:200名
参加費:1,000円
内 容:戦後の激動の時代を生きた「作家」とはどういう存在だったのか、林忠彦はそれをどう切り撮っていったのかについて、林忠彦、作家の坂口安吾、檀一雄のご子息たちが語る公開鼎談。

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