ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く

第一部では、柳田國男によって編まれた『南方二書』を紐解いて、熊楠の思考と宇宙観、そして自然との共生や文化の多様性を目指した現代に通じるジャパニーズ・エコロジーを学びます。さらに第二部では、世界遺産や国の名勝「南方曼陀羅の風景地」となった熊楠ゆかりの地の歩き方を写真とともに語ります。
講師:田村義也(南方熊楠顕彰会学術部長)
第二部:トーク「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」
講師:田村義也(南方熊楠顕彰会学術部長)
大竹哲夫(南方熊楠顕彰会事業部委員・み熊野ねっと)
水野雅弘(株式会社TREE代表取締役・一般社団法人CEPAジャパン)
川廷昌弘(公益社団法人日本写真家協会・一般社団法人CEPAジャパン)
『南方二書』とは:一町村一社とする神社合祀政策(明治39年施行)は熊野の生態系に破壊的ダメージを与え、それに反対した南方熊楠は植物学者松村任三宛に二通の書簡を執筆。柳田國男はそれを『南方二書』として50部印刷し各界有力者に配布しました。
【関連展示のご案内】2018年5月22日(火)~6月17日(日)図書フロア3階
■『南方二書』関連資料(南方熊楠顕彰館所蔵)
■ 写真展「南方熊楠を歩く」・ポスター展「南方熊楠からのメッセージ」(撮影:川廷昌弘)
カテゴリ:
- 本
基本情報
開催日時
2018年6月14日(木曜日)
午後7時~午後9時
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
協力
【企画協力】一般社団法人CEPAジャパン
特別協力
南方熊楠顕彰館(田辺市)
第一部講演 講師:田村 義也(南方熊楠顕彰会学術部長)

■田村 義也(たむら よしや)
1966年岩手県生。成城大学非常勤講師。比較文学比較文化専攻。1994年より、南方熊楠邸(和歌山県田辺市)の蔵書・資料調査に参加、『南方熊楠邸蔵書目録』『同 資料目録』を編纂。現在、南方熊楠顕彰会にて、南方熊楠関連資料の調査および翻刻事業に協力。国立科学博物館2017年度企画展「南方熊楠‐100年早かった智の人」企画委員。編訳著書に全訳『南方熊楠英文論考([ネイチャー]誌篇・[ノーツアンドクエリーズ]誌篇)』『南方熊楠とアジア』『南方熊楠大事典』等。
第二部トーク 講師
■田村 義也(たむら よしや)
同上
■大竹 哲夫(おおたけ てつお)
熊野エヴァンジェリスト(伝道師)。世界遺産・熊野本宮大社のある町、和歌山県田辺市本宮町在住。熊野の魅力を情報発信するウェブサイト「み熊野ねっと」「南方熊楠のキャラメル箱」などを運営。南方熊楠顕彰会事業部委員、熊野本宮大社氏子総代、自然公園指導員。夢は熊野再興、日本再生、世界平和の実現。熊野を再び日本中の人々が憧れる特別な場所にし、さらには日本のみならず世界の聖地にすることで世界平和の構築に貢献したい。
■水野 雅弘(みずの まさひろ)
SDGs.TVメディアプロデューサー。持続可能な地球環境社会を実現するために、政府や企業、自治体等の環境普及啓発事業や人づくりを業務とするサステナブルデザインカンパニー“株式会社TREE”代表取締役。マーケティングコンサルタントから環境映像メディアGreenTVJapanのプロデューサー10年を経て、2016年にSDGs.TVをスタート。現在、南紀熊野に移住しICTと映像教材を駆使したESD教育や紀伊半島の自然や文化の魅力を発信する映像プロデューサー。
■川廷 昌弘(かわてい まさひろ)
公益社団法人日本写真家協会(JPS)/一般社団法人CEPAジャパン代表
「地域の大切な資産、守りたい情景、記憶の風景を撮る」をテーマに活動。阪神淡路大震災の被災体験をまとめた写真集『一年後の桜』『芦屋桜』や、湘南の風物詩を撮影した『白杭の季節』を出版。個展「人工林の美、林業の現場」、「松韻~劉生の頃~」など全国のキヤノンギャラリーやニコンサロンなどで個展開催。グループ展「JPS創立65周年記念 日本の海岸線をゆく-日本人と海の文化」などに出品。






詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,000円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |