だまし絵と錯覚
~見ることの不思議を探る~
不可能立体のだまし絵を見ると、ありえないと感じるにもかかわらず立体感を持ってしまいます。また、だまし絵の中には立体として作れるものもありますが、実際に作った立体を目の前に置いて見ても、やはりそんな立体はあり得ないと感じてしまいます。しかも、種明かしをして本当の形を理解した後でも、感覚は修正できません。この錯覚を絵や立体を通して体験しながら、理性と知覚の遊離がどこから来るのかを探ります。見たらものの形はわかるはずという素朴な常識の危うさを再認識する機会にしていただけると思います。
カテゴリ:
- 芸術
基本情報
開催日時
2018年7月10日(火曜日)
午後7時~午後8時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
4階スタジオプラス(小ホール)
講師:杉原 厚吉(明治大学特任教授)

■杉原 厚吉(すぎはら こうきち)
1973年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、電子技術総合研究所、名古屋大学、東京大学などを経て、2009年4月より現職。専門は数理工学。ロボットの目を開発する研究の中で、不可能図形のだまし絵を立体化する手法を見つけ、立体錯視の分野へも研究を広げてきた。さまざまな不可能立体を創作し、立体錯視アーティストとしても活躍している。国際ベスト錯覚コンテスト優勝2回(2010年、2013年)、準優勝2回(2015年、2016年)。著書には、『だまし絵のトリック』(化学同人)、『エッシャー・マジック』(東京大学出版会)、『錯視図鑑』(誠文堂新光社)などがある。


詳細情報
定員 | 60名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,000円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |