帝政ロシアの都市文化と読書
~「絵入り雑誌」を楽しむ大衆と、帝政末期ロシア史への影響

帝政ロシアの都市文化と読書
~「絵入り雑誌」を楽しむ大衆と、帝政末期ロシア史への影響

世紀末、首都サンクト・ペテルブルクやモスクワなどの都市で、娯楽産業が人気を博していたことに関心が向けられています。カフェやレストラン、ナイトクラブ、ヨットやサイクリング、観光旅行...こうした事業の成長は、それを消費して楽しむ大衆が現れたことを意味していました。彼らの存在は、皇帝の専制体制と帝政末期のロシア史の展開にどのような影響を与えたと考えられるでしょうか。その痕跡を、ちょうど同じ時代に現れて「軽い読み物」と呼ばれた全国メディア、「絵入り雑誌」から読み解きます。

帝政ロシアの都市文化と読書チラシ


※今後の新型コロナウィルス感染拡大状況により、変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

カテゴリ:

基本情報

開催日時

2020年7月28日(火曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階                  日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:巽 由樹子(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 准教授)

講師:巽 由樹子(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 准教授)

■巽 由樹子(たつみ ゆきこ)
専門はロシア文化史。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。2013年より東京外国語大学に勤務。主著に『ツァーリと大衆-近代ロシアの読書の社会史』(東京大学出版会、2019年。第41回日本出版学会賞(2019年度)奨励賞受賞)、Yukiko Tatsumi, Taro Tsurumi (eds.), Publishing in Tsarist Russia: A History of Print Media from Enlightenment to Revolution (London: Bloomsbury, 2020)。共訳書に、ルイーズ・マクレイノルズ『遊ぶロシア-帝政末期の余暇と商業文化』(法政大学出版局、2014年)。

サンクト・ペテルブルク、ネフスキー大通り(1908年の絵葉書)
ニコライ二世と皇后アレクサンドラ

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
※会場定員は207名ですが、新型コロナウイルス感染防止対策としてソーシャルディスタンス確保のため定員を少なく設定し、募集を行います。
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・館内では必ずマスクをご着用ください。

・ご入館時には手指の消毒、職員による検温、入館票のご記入(「貸出券番号」または「名前と電話番号」)をお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)