「交差式製本」でノートをつくる
内田嘉吉文庫の修復に携わる藤井敬子氏をお招きし、同氏が冊子の修復に用いた「交差式製本」の技法を学び、ソフトカバーのノートをつくるワークショップを開催します。
「交差式製本」は1990年代イタリアの製本・修復家カルメンチョ・アレギ氏により考案された比較的新しい製本方法です。2枚の紙を交差するように組み合わせることで独特な表情が生まれる「交差式製本」は開きやすく、実用的です。今回の講座ではさまざまな用途に使えるノートをつくります。
※当日は筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル)をお持ちください。
※下の画像はイメージです。
※今後の新型コロナウィルス感染拡大状況により、変更となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
カテゴリ:
- 本
基本情報
開催日時
2021年9月11日(土曜日)
午後2時~午後5時
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後1時30分
会場
4階スタジオプラス(小ホール)
講師:藤井 敬子(版画・造本作家)
■藤井 敬子(ふじい けいこ)
京都市立芸術大学で日本画、版画を学ぶ。
1987年フランスの伝統的な製本・装幀の技法であるルリユールに出会い、銅版画と並行して作品づくりをはじめる。
1980年代より個展を中心に版画作品を、1995年以降はルリユール作品も発表。
1999年版画製本工房アトリエ・リーヴス、リヴ・ゴーシュを開設。ルリユールの受注制作と製本指導をはじめる。
「東京製本倶楽部」を創設、運営に携わる。
2015年「本の修復工房ReficoLibros」を創設、運営に携わる。
美術館、図書館、NHK、大学などで製本やブックアート講座講師。各地で個展、グループ展多数。
名古屋芸術大学、東北芸術工科大学 非常勤講師。
1998年 イタリア国際製本展「125人のマエストリ」に選出
1999年 第5回バスク国際製本ビエンナーレ「エドモンド・ロスタン美術館」賞受賞
2000年 エストニア国際製本展「金の本」賞受賞
2002年 イタリア国際製本展「100人のマエストリ」に選出
2005年、2015年、2020年 エストニア国際製本premium賞受賞
2013年、2017年 イギリスDesigner Bookbinders国際展 Distinguished Awards受賞
2017年、2018年 「MUSUBU 本とアート:東京―カリフォルニア—うらわ」「MUSUBU Book Art:Tokyo-California」
詳細情報
定員 | 20名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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対象 | 中学生以上 |
参加費 | 2,000円(材料費込) |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 |
ご来館の皆様へのお願い | ・館内では必ずマスクをご着用ください。 ・ご入館時には手指の消毒、職員による検温、入館票のご記入(「貸出券番号」または「名前と電話番号」)をお願いします。 |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |