再発見された17世紀の画家
―"夜の画家"ジョルジュ・ド・ラ・トゥールを巡って

再発見された17世紀の画家
―"夜の画家"ジョルジュ・ド・ラ・トゥールを巡って

フランス東部・ロレーヌ公国に生まれたラ・トゥールは、オランダのフェルメールら多くの画家とともに、人々の記憶から急速に消えていった芸術家の一人である。その存在に再び光が当たるのは、ようやく20世紀に入ってからのことである。そのような中、2005年に東京の国立西洋美術館で催された展覧会では、幸運にも我が国にあった1点の油彩作品を出発点として、この特異な画家の世界が劇的な形で再現された。スリリングともいえるその過程とラ・トゥール芸術の魅力を当時の企画担当者だった演者が語る。

※今後の感染拡大状況により、変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。


カテゴリ:
芸術

基本情報

開催日時

2022年5月10日(火曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:高橋 明也 (東京都美術館館長)

講師:高橋 明也 (東京都美術館館長)

■ 高橋 明也(たかはし あきや)
1953年東京都生まれ。1965~66年両親とともに渡欧・在パリ。東京芸術大学大学院修士課程修了。専門はフランス近代美術。
1980年、国立西洋美術館研究員。1984~86年文部省在外研究員としてパリ・オルセー美術館開館準備室に勤務。西洋美術館主任研究官・学芸課長を経て、2006年から2020年まで、三菱一号館美術館初代館長。2010年には、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2021年より現職。
主な著書に、『ドラクロワ 色彩の饗宴』(二玄社)、『ゴーガン――野生の幻影を追い求めた芸術家の魂」(六耀社)、『もっと知りたいマネ――生涯と作品』(東京美術)、『美術館の舞台裏――魅せる展覧会を作るには』(筑摩書房)、『新生オルセー美術館』(新潮社)など。
主な企画展覧会に、「オルセー美術館展」(1996年、1999年、2006~2007年)、「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール――光と闇の世界」展(2005年)、「マネとモダン・パリ」展(2010年)ほか多数。

《瞑想するマグダラのマリア》 1642-44年頃 ルーヴル美術館蔵
《聖ヨセフの夢》 制作年不詳 ナント市立美術館蔵

詳細情報

定員 100名(事前申込順、定員に達し次第締切)※会場定員は207名ですが、日比谷カレッジは新型コロナウイルス感染防止対策としてソーシャルディスタンス確保のため定員を少なく設定し募集を行います。
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・館内では必ずマスクをご着用ください。
・ご入館時には手指の消毒、検温へのご協力をお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)