当館の貴重書紹介
「西洋から見たニッポン」
モンタヌス『日本誌』
オランダ語原書・英訳版・邦訳版
ケンペル『日本誌』(1727)より半世紀以上前の江戸時代初期において、日本は西洋にどう伝えられたのか。
当館の特別コレクション「内田嘉吉文庫」より、1669年にオランダで刊行されたアルノルドゥス・モンタヌス著『東インド会社遣日使紀行』(オランダ語版)と翌1670年に出された英訳版(英訳邦題『日本誌』)、さらに「一橋本文庫」より1925年(大正14年)の和田萬吉による邦訳版『モンタヌス日本誌』を展示します。
牧師で流行作家のオランダ人アルノルドゥス・モンタヌスは17世紀に訪日経験がないのになぜ執筆できたのか、和田萬吉はなぜ邦訳を出したのか。本書と同じ1669年に同じオランダでフェルメールにより描かれた絵画「地理学者」や影響を与えたとされる『ガリバー旅行記』などの蔵書も交えて、「西洋から見たニッポン」を記録した書物を紹介します。
基本情報
会期
2023年12月9日(土曜日)~2024年2月17日(土曜日)
開催場所
日比谷図書文化館
会場
3階 エレベーターホール





