モダニズム建築は日本に導入されてから既に100年以上の歴史を重ねてきました。
近年の研究成果により、日本のモダニズムは欧米からの一方的な学習のみでなく、世界の建築動向と同調し、互いに影響し合い、さらに自国の伝統への眼差しなども加えながら独自の展開を繰り返してきたことが分かってきました。
石や煉瓦による豊かな表情をもつ歴史主義的建築と比べると、鉄やガラスやコンクリートを素材としたモダニズム建築は、一見すると不愛想で魅力が分かりにくいという性格を持っていますが、実は新しい〈技術・美学・思想〉に裏付けられた多様な魅力を備えています。
今回の講座では、モダニズム建築に歴史的価値を見出し、その記録と保存に取り組んできたDOCOMOMO Japanの活動を紹介し、日本への導入・展開の過程を、組織やグループ、または建築家個人の成果として整理することで、その魅力を読み解きます。
現在、東京は急激な都市開発の嵐の中でモダニズム建築の多くが解体の危機にさらされています。その現状と課題についてもDOCOMOMO選定作品である日比谷図書文化館の会場において考えてみたいと思います。
イベントお申し込み
イベント予約サイト「Peatix(外部サイト)」よりお申し込みください。
ご欠席される際は、イベント開演前までにご連絡いただければキャンセル料はかかりません。
※お電話(03-3502-3340)、ご来館(1階受付)でもお申し込みを承ります。
カテゴリ:
- 江戸・東京
基本情報
開催日時
2025年11月7日(金曜日)
午後7時~午後8時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
大川 三雄(おおかわ みつお)

■大川三雄(おおかわみつお)
元日本大学理工学部建築学科教授、博士(工学)、建築史家、大田区文化財審議委員
1950年 群馬県生まれ
1973年 日本大学理工学部建築学科卒業
1975年 同大学院理工学研究科博士課程前期建築学専攻修了
日本大学理工学部建築学科教授を経て2020年まで同大学の特任教授
専門は日本近代建築史、近代住宅史、近代和風建築、モダニズム建築など
著書に『モダニズム建築100+α DOCOMOMO選 』(共著/河出書房新社/2006)
『図説 近代日本住宅史』(編著ほか/鹿島出版会/2008)
詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,500円 |
お申し込み方法 | イベント予約サイト「Peatix」、電話(03‐3502‐3340)、ご来館、いずれかにて、下記の情報をご連絡ください。 ①講座名 ②お名前(よみがな) ③電話番号 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
ご来館の皆様へお願い | 体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。 |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |