としょかんのこしょてん VOL.7 本の植物園

本の植物園

11月5日(月)から開催の第7回目は「本の植物園」と題し、動植物学専門の専門古書店の「鳥海書房」よりお借りした貴重な資料を約10種類・約80点を展示・販売(仲介)をいたします。

主な展示品は、写真のない時代に植物の詳細などの記録を描いた大変重要な資料です。
植物史の資料としてはもちろん、アートとしても楽しめる展示です。

この機会にぜひご覧ください。

「本の街」神田神保町 オフィシャルサイト BOOK TOWN じんぼうでも紹介されています。

としょかんのこしょてん VOL.7 ◆◆◆本の植物園◆◆◆

期間 2007年11月5日(月)~12月3日(月)予定
場所 千代田図書館9階 出張古書店コーナー
協力 鳥海書房
お問い合わせ 千代田図書館 03-5211-4289・4290

「大航海時代」それはまた「本の植物園」の始まりでもありました。寒冷地でもあり、比較的地味な植物の多いイギリスから旅立つ冒険家には、南方の植物は驚きと興奮を与え、写真のない時代、彼らはその想いを一枚ずつ丁寧に彫り込み彩色された「銅版画」によって表現しました。

一方、西洋の分類を中心とした植物学とは趣を異にした植物との関わり方をしていた日本では、人や植物をはじめ全ての生き物・鉱物を含めた総合学として自然界をとらえ、その自然界を板にきざみこむ「木版画」の技法で表現しました。

西洋と日本、植物を表現する方法は違っていても、それらを出版するまでの時間・手間、もちろん経済的なものをも考えるとき、冒険家や作者、出版者の植物にかけた熱い情熱を感じます。そうした情熱は「本の植物園」として、時を経た現在の私たちの心も豊かにし、その深い味わいで、私たちをほんの少しの間、植物に囲まれた空間に誘ってくれます。

【出品予定】
[PAXTON'S MAGAZINE OF BOTANY] 1834~1849年刊 1,890,000円
全16巻16冊 第16巻のみ装丁違い 全背革装丁
手彩色銅板715図内大判27図 本文中小口木版図多数

[MAUND'S BOTANIC GARDEN] 1872年刊 1,312,500円
 全18巻 手彩色銅板1248図

[ENGLISH BOTANY] 1790~1814 年・1831~1866 年 7,875,000円
 補遺共全41巻24冊
 サワビーほか画手彩色銅板2998図

[BOTANICAL MAGAZINE]より 1787~1813年刊 2,625 円~12,600円
 W.カーティス・エドワードほか画手彩色銅板分売

 

 

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