ミニ展示「駿河台図書館びじねすこぉなぁ」

ミニ展示 千代田図書館100年蔵書セレクション「駿河台図書館びじねすこぉなぁ」

千代田図書館の前身である駿河台図書館は、学生街の中心にあったことから、東京市(当時)による経営方針で「学生図書館」と位置づけられていました。そのため、その蔵書の多くは、法制・経済・医学などの資料を筆頭に、次いで数学・語学の資料や辞書など、学習のための資料から構成されていました。

一方で、一般資料として商業関連の実用書も、比率は少ないながらも所蔵しており、広告の図案集やキャッチコピーについての本など、当時の人々が広告作りの参考に用いたであろう資料が、今も千代田図書館に残されています。

今回の展示では、「広告」をテーマに、それらの古き資料をご紹介するとともに、近年に出版された本を集めました。
また、当時実際に本に掲載されていた広告も一緒にご覧いただきます。駿河台図書館にも「ビジネスコーナー」があったのかもしれない・・・・そんな想像がふくらみませんか?

セレクト資料一覧は、コチラ

期間 2008年6月23日(月)~8月23日(土)
場所 千代田図書館9階 セカンドオフィスゾーン内展示ケース

<千代田図書館100年蔵書セレクションとは・・・ >

120年の歴史を持つ千代田図書館には、約100年前の資料が所蔵されています。100年前から現代にいたるまでの資料群を大きな蔵書のまとまりとして、千代田図書館では100年蔵書と呼んでいます。

100年蔵書セレクションは、千代田図書館のビジネス支援の1つであり、普段目にする機会が少ない閉架書庫内の資料を紹介する展示でもあります。100年蔵書の中から、1つのテーマに沿って資料をセレクトし、館内の1カ所に集めています。貴重資料や劣化が進行している資料は展示ケースの中に、それ以外の資料は閲覧できるようにケース下の棚に並べています。
同じテーマで書かれた100年前から100年後、つまり現代に至るまでの資料を見ることよって、現代のビジネスに役立つ発想やヒントが見つかるかもしれません。
※館内閲覧専用の資料と借りられる資料があります。

今回は100年蔵書の中から、「広告」をテーマにして資料をセレクトして、ケース下の棚に集めました。