としょかんのこしょてん VOL.18 千代田区の風景~三大風景絵師、広重・清親・巴水を中心として~

千代田区の風景~三大風景絵師、広重・清親・巴水を中心として~

10月25日(土)から開催の第18回目は「千代田区の風景~三大風景絵師、広重・清親・巴水を中心として~」と題し、浮世絵版画や運命学書、漢文などを中心に扱う古書店「原書房」より、江戸~昭和にかけての千代田区の風景を描いた浮世絵版画約20点を展示・販売(仲介)いたします。

数々の名所、史跡のある千代田区の時代ごとの景色の移り変わりを浮世絵版画でお楽しみ下さい。

この機会にぜひご覧ください。

「本の街」神田神保町 オフィシャルサイトBOOK TOWN じんぼうでも紹介されています。

としょかんのこしょてん VOL.18
 ◆◆◆千代田区の風景~三大風景絵師、広重・清親・巴水を中心として~◆◆◆

期間 2008年10月25日(土)~11月30日(日)
場所 千代田図書館9階 出張古書店コーナー
担当 原書房
お問い合わせ 千代田図書館 03-5211-4289・4290

江戸の名所は数多く、様々な風景が描かれていますが、中でも、神社仏閣なら神田明神、浅草寺、三圍。景色なら飛鳥山や愛宕山、御茶ノ水、両国。娯楽であれば吉原、猿若町などが多く見られます。

今回は、江戸、明治、大正、昭和を代表する風景絵師、歌川広重 (1797-1858)、小林清親 (1847-1915)、川瀬巴水 (1883-1957)による千代田区の風景を題材とした木版画を集めました。
それぞれの時代の風景の違いや、木版画の技法など、比較してお楽しみ頂けます。

浮世絵の画題には風景画の他にも芝居絵、美人風俗画、諸国名所や地方に伝わる伝記伝説、合戦などがあります。画中に描かれる物も動植物、料理、楽器、お祭り、様々な生活道具など、実に様々です。

写楽や歌麿の有名な作品は手が出ないかもしれませんが、浮世絵版画には数千~数万円で買えるものも多くあります。
お住まいの地域の名所、故郷の史跡、趣味や仕事に関係する浮世絵版画を探して、蒐集するのも面白いでしょう。

【出品リスト】

歌川国丸 (1793-1829)

新板浮絵 江戸神田明神之図 文政頃(c.1818)220,000円

斎藤月岑 (1804-78)著・長谷川雪旦(1778-1843)画

江戸名所図会 20冊揃 天保5年、7年刊(1834, 1836)450,000円

歌川広重 (1797-1858)

江都名所 かすみがせき 天保3年頃(c.1832)80,000円

東都名所 神田明神 天保6年頃(c.1835)90,000円

絵本江戸土産 3編 嘉永3年序(1850)60,000円

名所江戸百景 外桜田弁慶掘糀町 安政3年(1856)230,000円

名所江戸百景 水道橋駿河台 安政4年(1857)

歌川広重 二代(1826-69)

絵本江戸土産 8編 文久元年序(1861)80,000円

江戸名勝図会 神田明神 文久元年(1861)40,000円

歌川豊国 四代(1823-80)

東京名所 招魂社 明治3年頃(c.1870)9,000円

小林清親(1847-1915)

東京名所 九段馬がけ 明治14年(1881)100,000円

井上安治 (1864-89)

東京真画名所図解 御城二重橋ノ景 明治17年頃(c.1884)20,000円

東京真画名所図解 神田川駿河台 明治17年頃(c.1884)13,000円

東京真画名所図解 靖国神社 明治17年頃(c.1884)12,000円

東京真画名所図解 外桜田遠景 明治17年頃(c.1884)10,000円

東京真画名所図解 桜田参謀法部 明治17年頃(c.1884)10,000円

川瀬巴水 (1883-1957)

神田明神境内 大正15年(1926)350,000円

二重橋の朝 昭和5年(1930)120,000円

◆出品リストは予告なく変更になる場合があります。

 

 

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