千代田図書館所蔵「内田嘉吉文庫」は、内田嘉吉の蔵書を没後、昭和9年に当時の東京市立駿河台図書館(千代田図書館の前身)が受託したものです。
内田嘉吉は、明治から昭和のはじめにかけて官僚として、また、実業家として、様々な実績を残した人物です。パネル解説とともに、普段目にする機会が少ない資料を展示いたします。
千代田図書館蔵 内田嘉吉文庫
◆◆◆「実務家の本棚から見る近代日本」◆◆◆
期間 | 2009年1月27日(火)~3月21日(土) |
場所 | 千代田図書館9階 展示ウォール |
内田嘉吉(うちだ・かきち、1866~1933)は、逓信省管船局で日本の海事関係に関する法律の整備などに尽力し、台湾総督や貴族院議員、東京商業学校校長などを務めました。
千代田図書館の内田嘉吉文庫は、彼の蔵書約16,000冊を没後、昭和9年に当時の東京市立駿河台図書館(千代田図書館の前身)が受託したもので、外国語の資料が70%以上を占めています。
内田嘉吉が生きた近代は、社会の構造が大きく変化した、まさに日本の転換期でした。
欧米諸国に
追いつき日本を活力ある国にしようと皆が必死だった時代に、内田嘉吉は後藤新平や渋沢栄一らと志を共にし、その具体的な実務活動を担いました。
そのような時代に、幾度も視察や勤務で海外を訪れていた1人の実務家は、どのような情報収集を行ったのでしょうか。
その蔵書から探ってみたいと考えます。
展示関連イベントのお知らせ
千代田図書館トークイベント 「ジャングル探険隊報告会 ~探検隊が内田嘉吉文庫から発掘したもの~」
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