ミニ展示「森鴎外とその弟妹たち ―ある一族の筆跡―」

ミニ展示「森鴎外とその弟妹たち ―ある一族の筆跡―」

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森鴎外筆『一葉日記抄』
大妻女子大学総合情報センター図書館蔵

明治の文豪・森鴎外の弟と妹は、それぞれ著作を残しています。大妻女子大学との連携により、鴎外、そして弟・妹の自筆原稿及び著書などの貴重な資料を千代田図書館にて展示します。鴎外とその弟妹たちの表現をマニュスクリプト(手稿)という側面からもご覧ください。
鴎外自筆の「一葉日記抄」(※)、妹・小金井喜美子の自筆の和歌に与謝野鉄幹・晶子が添削した原稿(※)、末弟・潤三郎の自筆稿「慶長以来書賈便覧」「本朝古版書目録全」などを展示します。

※大妻女子大学所蔵の貴重資料は劣化を防ぐため、11月4日・5日の2日間を除いて複製の展示となります。

期間 2010年9月27日(月)~11月27日(土)
場所 千代田図書館 9階 ミニ展示コーナー
連携先 大妻女子大学国文学会
問合せ先 千代田図書館 展示担当 5211-4289・4290
display_ohtsuma2010-1 森潤三郎筆『慶長以来書賈便覧』
千代田図書館蔵
display_ohtsuma2010-2 『小金井喜美子歌稿』
大妻女子大学総合情報センター図書館蔵

展示関連講演会

「森鴎外と末弟潤三郎―継承された探究心―」のお知らせ

展示関連講演会 「森鴎外と末弟潤三郎―継承された探究心―」のお知らせ森鴎外には、篤次郎と潤三郎という二人の弟がいました。年の近い篤次郎は三木竹二の筆名で鴎外と連名の翻訳や雑誌「歌舞伎」の編集などの業績を残していますが、17歳下の潤三郎は鴎外の「妄想」に「故郷を立つとき、まだやっと歩いていた」弟として描かれたのみで、鴎外との関わりを論じられることはほとんどありませんでした。今回、千代田図書館所蔵の潤三郎の自筆稿「慶長以来書賈便覧」「本朝古版書目録全」を紹介しながら、歴史学者・考証学者としての潤三郎と鴎外の関わりを新たに探ります。

講演録はこちら。

日時 2010年11月5日(金)19:00~20:30(18:30開場)
場所 千代田図書館9階 特設イベントスペース
講師 松木博氏(大妻女子大学短期大学部国文科教授)
定員 40名(当日先着順)
共催 大妻女子大学国文学会、 神田雑学大学
問合せ先 千代田図書館 展示担当
TEL:03-5211-4289・4290