展示「『週刊読書人』の紙面でたどる 記憶に残る本と時代」

shuukandokushojin_leaflet『週刊読書人』の紙面でたどる 記憶に残る本と時代

読書家に愛されてきた書評紙「週刊読書人」は、1958(昭和33)年に創刊され、2013(平成25)年に55周年を迎えました。この展示では、「読書人」創刊から現在までを10年ごとの時代に区切り、紙面で大きく扱われた本を「時代の本」として紹介します。そして、当時の紙面やその本がヒットした時代背景の解説とともに、戦後の出版史をたどります。

あの頃どんな本が話題になったのか、あの頃世間ではどんな事件があったのか、みなさんの本の思い出とともにふり返ってお楽しみください。展示する本は一部を除き貸出できます。この機に、懐かしい作品を読み直してみてはいかがでしょうか。

千代田図書館には、出版にまつわる本棚という出版産業に関連する資料を集めたコーナーがあります。印刷・製本、流通、古書店なども含め、出版の歴史や流れをまとめて閲覧できるコーナーです。展示と合わせてご活用ください。

また、今回は「週刊読書人」55年の歴史の中で蓄積されてきた、作家や評論家たちのゆかりの品々も展示いたしますので、ぜひご覧ください。

「週刊読書人」所蔵コレクション

・北杜夫より編集部宛てのハガキ(平成22年11月)

・河野多惠子より編集部宛ての書評掲載の礼状(平成11年3月)

・巌谷純介による文庫特集挿絵の原画(平成4年8月3日号掲載)

・三枝和子による記事「読書日録」自筆原稿(平成6年1月7日号)

・畑中純の未発表版画と自筆原稿(平成20年10月24日号)

・安部夜郎の自筆原稿と原画

・丸山眞男の撮影写真コンタクトプリント(昭和35年9月19日号掲載用)

・伊藤整の撮影写真コンタクトプリント(昭和35年9月19日号掲載用)

・北杜夫の撮影写真コンタクトプリント(昭和36年9月25日撮影)

・江戸川乱歩と星新一が一緒に写った写真コンタクトプリント(昭和36年9月25日撮影)

・野間宏の自筆原稿

会期 2013年11月25日(月)~2014年1月25日(土)
場所 千代田図書館9階=展示ウォール
主催 千代田区立千代田図書館/読書人

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