展示「業務資料からみる千代田図書館の歴史展 関東大震災前後の東京市立図書館」

展示・関東大震災前後の東京市立図書館ポスター業務資料からみる千代田図書館の歴史展
関東大震災前後の東京市立図書館

明治20年、千代田図書館の前身である大日本教育会附属書籍館(しょじゃくかん)が、現在の千代田区一ッ橋に開館しました。その後、現在の千代田図書館となるまでの約130年の間には、東京市、千代田区への運営母体の変化や、幾度かの館名変更がありましたが、いつの時代も子どもから大人まで多くの人々に利用されてきました。

この展示では、千代田図書館に残る大正から昭和初期の業務日誌や写真などを通して、東京市立だった頃の千代田図書館について前期・後期にわけて紹介します。当時の業務資料や記録からは、皆さんの利用している公共図書館とは異なる図書館の姿が見えてきます。公共図書館の歴史の一場面をご覧ください。

「一橋・駿河台図書館業務資料」詳細ページ

【前期】一橋図書館と震災 2015年10月26日~12月15日

震災前後の東京市立一橋ひとつばし図書館に焦点を当てます。公共図書館の創成期に東京市立図書館の中心的な役割を担った一橋図書館は、大正12年に関東大震災で焼失しました。被災時の様子や、復興への道のりを紹介します。

【後期】駿河台に完成した復興図書館 12月16日~2016年1月23日

昭和5年に開館した東京市立駿河するがだい図書館に焦点を当てます。震災の教訓を踏まえて完成した時代の先端をゆく建物や設計から、当時どのように図書館が利用されていたのかを具体的に読み取ります。


関連ブックリスト(PDF形式:446.4KB)

【画像】左から「東京市立駿河台図書館」「9月1日『日誌』(大正12年、東京市立一橋図書館作成) 表紙と中面」

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会期 2015年10月26日(月曜日)~2016年1月23日(土曜日)
場所 千代田図書館9階=展示ウォール
主催 千代田区立千代田図書館
協力 奥泉和久氏、小黒浩司氏、小林昌樹氏、鈴木宏宗氏、西村彩枝子氏、吉田昭子氏(一橋・駿河台図書館業務資料研究会)

関連講演会

「業務資料からみる千代田図書館の歴史展」関連講演会

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