発電所を宇宙につくる ~エネルギー問題に挑む宇宙科学の最前線~
近年、地球温暖化やエネルギー資源枯渇などが世界中で問題となっています。太陽光発電は、理想のエネルギーシステムとして期待されていますが、天候に左右されるため安定して電力をつくることができません。では、雲のない宇宙にソーラーパネルがあったとしたら、どうでしょう?
各国で、宇宙から地上へエネルギーを送る太陽発電衛星(SPS)の研究開発が進められているなか、日本はその最先端で世界をリードし、今世紀半ばの実用化を目指しています。
この展示では、太陽発電衛星についてパネルで紹介するとともに、宇宙・科学・エネルギーに関する図書・雑誌を貸し出します。
地球規模のエネルギー問題に挑む宇宙科学の可能性に触れてください。
開催概要
会期:2017年10月23日(月曜日)~2018年1月27日(土曜日)
会場:千代田図書館9階=展示ウォールほか
主催:千代田区立千代田図書館
協力:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、宇宙太陽発電学会、イラストレーターゆうきよしなりさん
併設ミニ展示
ゆうきよしなりイラスト展 ~絵と詩で楽しむ科学~
ゆうきよしなりさんは、子どものころから天文に興味を持ち、天体の解説ガイドなどをする一方、絵を描き続けてきました。イラストレーターとして科学分野のイラストを手がけるなかで、専門用語を分かりやすくかみくだいて、科学の楽しさを伝えるための作品を制作するようになりました。
今回は、企画展示「発電所を宇宙につくる」にあわせ、科学をテーマとした17のイラストと詩を紹介します。魅力的な作品から、科学の奥深さを感じてみてください。
会期:2017年10月23日(月曜日)~2018年1月27日(土曜日)
会場:千代田図書館9階 ミニ展示コーナー
関連イベント
トークイベント「太陽発電衛星への挑戦 ―研究開発の現場から―」
セミナー「いま宇宙で何が起こってる? ~親子で楽しむ宇宙最前線のおはなし~」