児童文芸誌「赤い鳥」創刊100年
黎明期の童謡・童話・童画の世界
今もなお私達の心に残る児童文芸誌「赤い鳥」を創刊から百年のこの期に振り返り、当時掲載された童謡や童話の再現を試みます。大正7年夏目漱石門下の鈴木三重吉が子供を儲けた事をきっかけに子供達に芸術性豊かな文学や音楽、絵画をと創刊した「赤い鳥」。そこから世界にも稀にみる子供の為の芸術文化が誕生しました。
当日は創刊号で発表された芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の朗読をはじめ、童謡「かなりや」「揺籠のうた」「この道」や、「雨」「あわて床屋」などの同詩異曲を、歌とアコーディオンの演奏でお届けする予定です。
カテゴリ:
- 本
基本情報
開催日時
2018年7月1日(日曜日)
午後2時~午後4時
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後1時30分
会場
地下1階日比谷コンベンションホール(大ホール)
主催
音楽の泉プロジェクト
共催
千代田区立日比谷図書文化館
歌:青山 恵子(メゾ・ソプラノ歌手)、真幸 操(ソプラノ歌手)

■歌:青山 恵子(あおやま けいこ)
島根県出雲市出身。東京藝術大学声楽科卒業、同大学院博士課程修了。声楽を森山俊雄、須賀靖和、畑中更予、邦楽を西垣勇三、平井澄子、民謡を本條秀太郎、早坂光枝の各氏に師事。1987年声楽では初の博士号を、テーマ「日本歌曲の歌唱法の実践的研究」~伝統音楽との接点~で取得。博士号取得記念リサイタル「安達ケ原の鬼女」サントリーホールを開催。その後も洋楽と伝統音楽の歌唱法の融合を研究し、リサイタルや講演会等で成果を発表している。日本歌曲はもとより邦楽器伴奏の作品や語り物、モノオペラなど様々なジャンルに取り組み、その声と日本語の美しさには定評を得ている。1975年四家文子主宰・波の会「第一回日本歌曲コンクール」1位。1998年ミュージックペンクラブ「コンサート・パフォーマンス賞」を受賞。CD「うぐひす」、「青山恵子名歌集~紡ぎゆく歌ものがたり~」、中島はる作曲「白い曼珠沙華」、増本伎共子作曲「あはれ」、猪本隆氏作曲「語り歌曲の世界」「非歌」、新実徳英作曲「白いうた青いうた」、高橋久美子作曲「いろはにほへと」などがある。東京室内歌劇場会員。奏楽堂「日本歌曲コンクール」審査員。
■歌:真幸 操(まゆき みさお)
神戸女学院大学音楽学部卒業。在学中より関西のミュージカル劇団「ラディッシュプロジェクト」に所属。数多くの舞台・TV・映画等を経験。退団後、上京。第1回JILA音楽コンクール声楽部門第2位。横浜市旭区サンハート新人オーディション合格。声楽を畑きみ子氏、日本歌曲を青山恵子氏、塚田佳男氏、カンツォーネを故藤原章雄氏の各氏に師事。ストレッチを取り入れた独自の指導法により、芝居・朗読・歌唱のヴォイストレーニング教室を各地で開催中。また、音楽療法にも力を入れ、老人ホームや病院などでのトークコンサート、幼稚園や小中学校・高校でのトークコンサートなども実施。ヘンデル「メサイヤ」のソプラノソロ、ベートーヴェン「第九」のソプラノソロもレパートリーとして各地で公演中。お母さんのための朗読トレーニング教室「おはなし読み聞かせ道場」講師。東宝芸能ダンサー及び劇団四季ダンサーなど、ミュージカルダンサーのヴォイストレーニングも担当している。女声合唱団「みたかブルーコーラス」ヴォイストレーナー。東京二期会所属。
アコーディオン:せきた さらい(アコーディオン奏者)

■アコーディオン:せきた さらい
東京都出身。4歳よりクラシックピアノを、20歳よりアコーディオンを始める。中嶋正作(日本アコーディオン振興協議会・前会長)に師事。
シャンソン・ミュゼット・タンゴ・アイリッシュから演歌や懐メロまで、幅広いジャンルの演奏を持ち味とし、ライブの他、レストランBGMやブライダル等各種イベントで演奏活動を行っている。2009年6月には女性アコーディオン弾き6人によるユニット「蛇腹六姉妹」としてパリでのライブを成功させた。2012年よりオペラシティ近江楽堂においてバッハとヨーロッパトラッドを中心としたソロコンサートを毎年開催し、好評を博している。ソロ演奏以外に現在活動中のユニットとしては、ピアノ浅野和子・バイオリン吉久亜紀とのトリオ「提洋手風」、尺八川村葵山とのデュオ「竹と蛇」、ソプラノ真幸操とのデュオ「CANTACCO」、アコーディオン藤野由佳とのデュオ「ビアンカブランコ」、アイリッシュケーリーバンド「南浦和ケーリーバンド」など。「南浦和ケーリーバンド」では、2015年9月に開催された第1回日本ケーリーバンドコンペティションにて2位の成績をおさめた。ヤマノミュージックスクール有楽町・東京・川越、読売日本テレビ文化センター大宮にて講座を受け持ち、アコーディオンの楽しさを伝えることにも力を注いでいる。
ホームページ 「さらあこ」
朗読:桜井 春江(声優)、おの まり(歌手・ミュージカル俳優)
紙芝居:NPO法人はばたけ千早 語り部部会
司会:湯浅 奈緒美(一般社団法人ラヴァンスL’avance32代表)
企画:小野 清子(音楽の泉プロジェクト代表)

■朗読:桜井 春江(さくらい はるえ)
NHK日本語センター朗読サロン生。目白の「ギャラリア赤い鳥」オーナー。平成4、5、6年NPO法人日本朗読文化協会主催「朗読の日」博品館劇場での舞台朗読公演、深川江戸資料館での舞台朗読公演、両国小学校での読み聞かせに出演。現在、図書館主催のおはなし会等で活躍中。「ギャラリア赤い鳥」が建つ豊島区目白3丁目のこの場所は、大正時代に鈴木三重吉の住居兼「赤い鳥社」があったゆかりの地で、児童文学の育成に寄与した児童文芸雑誌「赤い鳥」の発祥の地として、ギャラリア前には豊島区教育委員会によって歴史案内板が設けられている。
■朗読:おの まり
山形県出身。国立音楽大学声楽科卒業。在学時よりミュ―ジカル活動を始める。劇団四季にてCATS、エビ―タ、美女と野獣等に出演。退団後はミュージカルを中心に、商業舞台および小劇場に出演。天文宇宙分野への興味から、プラネタリウムやレストラン等での星と音楽とお芝居のコラボ・ショーイベントを企画、演出、出演。近年はクラシックおよびブロードウェイの歌唱メソッドを基本として、ヴォイストレーナーとしても活動。クラシック歌唱を真嶋美弥、ミュージカル歌唱をエイドリアン・エンジェル氏に師事。
■紙芝居:NPO法人はばたけ千早 語り部部会
NPO法人はばたけ千早は、豊島区の小学校区域に設立された世代間交流を通じて活力ある地域社会及び豊かなコミュニティの実現に貢献することを目的とする「区民ひろば千早」を運営している。その事業部の一つである語り部部会は平成22年に結成され、区民ひろば千早を拠点に、豊島区にちなんだ歴史や文化をテーマにメンバーの手作りで紙芝居を制作し、語り継ぐ活動をしている。紙芝居「赤い鳥」もその一つで、最近では豊島区の文化遺産であるトキワ荘を題材にした「夢を育むトキワ荘のヒーローたち」を完成させた。これまで豊島区内の幼稚園、小学校、社会福祉施設などで120回以上の公演を行ってきている。NHKテレビの「いっと6けん」などでも、その活動が取り上げられた。平成23年度より「豊島区区民文化活動優良団体」に認定されている。
■司会:湯浅 奈緒美(ゆあさ なおみ)
東京都出身。青山学院大学卒。(株)福島テレビ.報道制作局アナウンス部入社。帰京後、NHK、TOKYO FM契約アナウンサーとして各番組担当。フリーランスとして、CM、テレビ番組、VTR、映画のナレーション、海外ドラマ吹き替え、イベントの司会等多数。2002年2月(株)エモア取締役となり、主に、フランス映画、フランステレビ番組の配給、版権、作品上映と講演会等のイベント企画開催。2016年9月、一般社団法人ラヴァンスL’avance32設立、代表。サロン文化研究会として「凛として生きるフレンチスタイル」「私は何故フランスに惹かれるか」「人生の後半を愉しむフレンチスタイル」「カンヌ映画祭」等、トークイベントを企画、開催。
■企画:小野 清子(おの きよこ)
東京都出身。東邦音楽短期大学声楽専攻卒業。東邦音楽大学総合芸術研究所声楽専攻修了。2012年日比谷カレッジ ヴァイオリン白井英治氏による「ヴァイオリンと私」を企画。2015年ルーテル市ヶ谷ホール「福島応援東京チャリティコンサート~音楽の泉~」を企画。2017年シュトラウス企画「シューベルト歌曲演奏会」(大田区民プラザ小ホール)に出演。2018年10月17日同企画「シューマン歌曲演奏会」(大田区民プラザ小ホール)出演予定。

詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,500円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) 講座の詳細については「音楽の泉プロジェクト」代表:小野清子まで。 070-3321-1177(受付時間 午前9時から午後8時まで) |