池波正太郎の食卓

池波正太郎の食卓

小説の中に、池波正太郎ほど食べ物のシーンを巧みに取り入れた作家はいません。なぜ「食べ物のことを書くのか」と聞かれると、「背景の季節感を表すため」と答えました。池波正太郎のすごいところは、食べ物を通して登場人物の内面の心理までも映し出したところです。豪華なご馳走ではありません。ごくありふれた野菜や江戸前の魚介の描写は、読者の味覚を刺激します。実に美味しそうです。私生活でも、食べることが大好きでした。朝日新聞の名編集者として、池波正太郎と接してきた重金敦之氏が、食べ物を通して池波ワールドの魅力・エピソードを語ります。
池波正太郎の食卓チラシ
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基本情報

開催日時

2018年7月4日(水曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:重金 敦之(文芸ジャーナリスト)

講師:重金 敦之(文芸ジャーナリスト)

■重金 敦之(しげかね あつゆき)
1939年東京生まれ。慶應大学卒業後、朝日新聞社入社。「週刊朝日」編集部在籍時に池波正太郎を担当。『食卓の情景』や『真田太平記』(いずれも新潮文庫)などの連載から刊行までをサポートする。私立大学教授を経て、現在は文芸ジャーナリスト。食の分野にも造詣が深く、料理に携わる人たちからの信頼も厚い。著書に『池波正太郎劇場』(新潮新書)、『小説仕事人・池波正太郎』(朝日新聞出版)、『すし屋の常識・非常識』(朝日新書)、『作家の食と酒と』、『編集者の食と酒と』(共に左右社)、『池波正太郎の江戸料理を食べる』(朝日新聞出版)、『食彩の文学事典』(講談社)、『ほろ酔い文学事典』(朝日新書)など多数。日本文藝家協会、日本ペンクラブ各会員。

池波正太郎の食卓チラシ

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円(千代田区民500円*千代田区民の方は住所が確認できるものをお持ちください。)
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)