柳宗悦と濱田庄司
―民藝を生きる二人のダイアローグ

柳宗悦と濱田庄司
―民藝を生きる二人のダイアローグ

民藝という語は、民芸という略字体で広く流布して一般語となっているが、大正14年(1925年)に、柳宗悦や濱田庄司らによって新しく造語されたときの本来の意味が正しく伝えられていない。

本講演は、きわめて豊かな民藝の意味を再考することから始まる。柳宗悦と濱田庄司についても、宗教哲学者で民藝の理論家と、陶芸家で民藝の実作者というよりほか、多くを知る人はごく少ない。実は、二人は美しいもの(民藝)を通して、それぞれにきわめて充実した人生を歩んだが、その二つの軌跡は互いに共鳴する見事なダイアローグ(会話)をなしている。

柳と濱田の事跡やエピソード、人生の風景に具体的にふれつつ、二人の人生の交錯をたどり、民藝の原義を考えてみることにしたい。

柳宗悦と濱田庄司―民藝を生きる二人のダイアローグ

カテゴリ:
芸術

基本情報

開催日時

2018年7月13日(金曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館 

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階 コンベンションホール(大ホール)

講師:松井 健(まつい たけし)東京大学名誉教授

講師:松井 健(まつい たけし)東京大学名誉教授

■松井 健(まつい たけし)
1972年京都大学理学部動物学科卒、76年同大学院博士課程中退、80年「琉球諸島における貝類のエスノ・サイエンスと民俗分類」で京大理学博士。76年京大人文科学研究所助手、83年神戸学院大学教養部助教授、91年教授、92年東大東洋文化研究所助教授、94年教授。2015年定年退任。特に人類学から見た自然の問題、民族誌記述の方法論(認識人類学)、琉球と西南アジアの民族誌を専攻。最近、地域文化と工芸についての研究を新しく始めた。1984年渋沢敬三賞受賞。

関連資料

柳宗悦1941年(所蔵:日本民藝館)
濱田庄司立像(所蔵:(株)濱田窯)

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)