【受付終了】 古書で紐解く近現代史セミナー第31回 製本と修復 -「ルリユール」で広がる書物の世界ー

古書で紐解く近現代史セミナー第31回
製本と修復 ー「ルリユール」で広がる書物の世界ー

16世紀以降ヨーロッパでは、本は仮製本の状態で売られ、購入者が自身の好みで製本工房の職人に製本を依頼していました。その製本術を「ルリユール」といいます。内田嘉吉文庫では16世紀から20世紀の多くの洋書を所蔵しており、これらの多くが「ルリユール」で製本されたものです。その時代時代の特徴的な製本を今に見ることができる貴重な蔵書群ですが、年月の経過や使用による劣化は否めません。そこで、「ルリユール」の技術を応用した修復を少しずつ進めています。
本講座では、内田嘉吉文庫所蔵の洋書の修復を手がけてきた講師が、修復本の実例を紹介しながら「ルリユール」の変遷についてもお話しします。

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基本情報

開催日時

2018年9月20日(木曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

4階スタジオプラス(小ホール)

講師:岡本 幸治(アトリエ・ド・クレ代表)

講師:岡本 幸治(アトリエ・ド・クレ代表)

■岡本 幸治(おかもと こうじ)
プロフィール
1977年フランスのl’Union Centrale des Arts D'ecoratifs(U.C.A.D)手製本科、箔押し科に入学。フランス教育省職業適性証明書(C.A.P.reliure main)を取得。1982年より池袋コミュニティ・カレッジ「ルリユール工房」講師。1992年一橋大学社会科学古典資料センター「カール・メンガー文庫マイクロフィルム化・目録改訂・保存事業」に保存専門家として参加。1993年よりブルガリア国立ソフィア大学スラブ=ビザンチン研究センターへ派遣。2001年よりランビエンテ修復芸術学院紙修復科書籍修復実技担当講師。2016年より日本大学図書館法学部分館が所蔵する西洋貴重書の保存調査を担当。

製本と修復-「ルリユール」で広がる書物の世界ー チラシ

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円(千代田区民・学生500円*千代田区民の方は住所が確認できるもの、学生の方は学生証をお持ちください。)
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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