江戸城に入った宮廷と女官たち
もう一つの明治維新~京都から東京へ~
明治維新前夜、国内は「公武合体論」や「尊皇攘夷論」の策謀に翻弄され、京都の町では「応仁の乱」以来の騒動が巻き起こった。やがて、薩長土肥の志士たちによって一大クーデターが成功した。幕府は解体され、各藩は「版籍奉還」を余儀なくされた。そこで、新たな「天皇親政」が実現し、新政府による新たな政治体制が整えられていった。
同時に、京都から東京に遷都され、皇居も東京に移された。帝を取り巻いていた女官たちは、否応なしに后妃と共に東上した。が、女官たちは禁裏の故習に執着し、新政府に対して皇室の権威と既得権を振り翳した。見かねた新政府は、遂に女官制度の改革を断行した。
―明治政府の宮廷改革と、変転する女官の姿を解説します。
カテゴリ:
- 江戸・東京
基本情報
開催日時
2019年4月17日(水曜日)
午後7時~午後8時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
4階 スタジオプラス(小ホール)
講師:扇子 忠(著述業)

■扇子 忠(せんす ただし)
1940年生まれ 京都市出身。立教大学法学部卒業。IT関連の外資系企業や国内上場企業など七社に転職し、世界60数カ国でのビジネス経験を踏まえて、フリー・コンサルタントとして独立。その後、日米企業3社から8億円余りの出資を得てソフトウェアの合弁会社を設立。現在は実業界から引退し、フリーライターとして文筆活動に専念。著書に、『弱者だから勝てる-伝説の営業マンと呼ばれて』(三一書房)、『明治の女官長・高倉寿子』(叢文社)、『明治の宮廷と女官』(雄山閣)、『皇室のボンボニエール』(阿部出版)などがある。なお、『明治の宮廷と女性たち』で第13回歴史浪漫文学研究賞を、『意思あるところ道ありか?』で第4回自分史大賞を受賞。
関連資料

内裡模様雛俤(講師所蔵)
(PDF形式:22.0MB)
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詳細情報
定員 | 60名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,000円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |