夏草の夢
――『おくのほそ道』高舘

夏草の夢
――『おくのほそ道』高舘(たかだち)

「夏草や兵(つはもの)どもが夢の跡」

芭蕉が『おくのほそ道』の高舘の章で、源義経らの往時を懐古して詠んだ句です。ここに詠まれた「夢」とは何でしょうか。今日一般的な解釈では「兵ども」が「功名」や「栄華」を夢見ているとされることが多いのですが、近年の「夢」研究の成果をもとに、「兵どもの夢」の読み直しを試みます。また、高舘の章をはじめ『おくのほそ道』全体が能という演劇の影響を色濃く受けていることを分析します。

夏草の夢ー『おくのほそ道』高館


カテゴリ:
江戸・東京

基本情報

開催日時

2019年9月18日(水曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:深沢 眞二
(和光大学教授)

講師:深沢 眞二 <br>(和光大学教授)

■深沢 眞二(ふかさわ しんじ)
1960年、山梨県甲府市生まれ。京都大学大学院文学研究科(国語学国文学専攻)博士後期課程単位取得退学。文学博士(京都大学、2005年)。国文学研究資料館助手を経て、現在、和光大学表現学部総合文化学科教授。専攻分野は日本の中世近世文学とくに連歌、俳諧。近年は芭蕉を中心に研究を進めている。また、連句実作の指導にもつとめる。主要著書に『風雅と笑い―芭蕉叢考―』『旅する俳諧師―芭蕉叢考二―』(いずれも清文堂出版)、『連句の教室 ことばを付けて遊ぶ』(平凡社新書)がある。2015年、伊賀市および芭蕉翁顕彰会の選定により、文部科学大臣賞を授与された。

高館義経堂(たかだちぎけいどう)(写真提供:毛越寺)

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円(千代田区民500円)
※千代田区民の方は当日ご住所が分かるものをお持ちください。
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)