『リア王』の哲学的世界
――伝わらない思いと価値観のずれ

『リア王』の哲学的世界
――伝わらない思いと価値観のずれ

シェイクスピアの四大悲劇の一つ『リア王』の根底には、ユマニスム(人文主義)、ストア派哲学、新プラトン主義といった様々な思想哲学が流れています。この講演では、それらを初心者にもわかるように解説しながら、この悲劇の奥深さを探ります。悲劇の発端には父親と最愛の娘とのコミュニケーション・ギャップがあり、年寄りの考え方を古臭いと馬鹿にする新しい世代の価値観ゆえに悲劇は拡大します。
『リア王』が現代に通じる悲劇であることを、英文の朗読を交えて、確認していきましょう。

『リア王』の哲学的世界―伝わらない思いと価値観のずれ






カテゴリ:

基本情報

開催日時

2019年10月25日(金曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:河合 祥一郎
(日本シェイクスピア協会会長、東京大学芸術創造連携研究機構長)

講師:河合 祥一郎 <br>(日本シェイクスピア協会会長、東京大学芸術創造連携研究機構長)

■河合 祥一郎(かわい しょういちろう)
東京大学とケンブリッジ大学より博士号取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。読売演劇大賞選考委員、新国立劇場評議員、早川清文学振興財団評議員ほか。自らが作(翻訳)演出を担当するKawai Projectは2019年第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞受賞。2020年6-7月に河合作・演出の「ウィルを待ちながら インターナショナル・ヴァージョン」を、ロンドン、シビウ、東京で上演予定。主著に『謎解き「ハムレット」』(ちくま学芸文庫)、サントリー学芸賞受賞 の『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)、『シェイクスピア』(中公新書)など。戯曲に『国盗人』、文楽『不破留寿之太夫』ほか。

恐らく1769年のジャン=フランソワ・デュシーによる上演でリア王を演じたLudwig Devrientを描いた絵(作者不詳、1769年)

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)