古書で紐解く近現代史セミナー第35回
戦前期の樺太の街はいかにして建設されたのか
ー火災保険特殊地図をもとにした現地調査でわかったことー

古書で紐解く近現代史セミナー第35回
戦前期の樺太の街はいかにして建設されたのか
ー火災保険特殊地図をもとにした現地調査でわかったことー

これまで戦前期の樺太の街並みが詳細に描かれた地図は、ほとんど存在が知られていませんでした。近年、『戦前期樺太火災保険特殊地図集成』(柏書房)の編者である講師らによって「再」発見が進み、街の建設過程もわかるようになってきました。本講座では、講師による現地調査の成果もあわせ、当時の樺太の街の様子を紹介します。

※「火災保険特殊地図」とは?
火災保険の料率算定のための基礎資料として、昭和初期から昭和30年代にかけて、民間会社によって作製された地図。作製者としては、昭和3(1928)年に沼尻長治が設立した都市製図社(創立時は地図研究所)がよく知られている。内田嘉吉文庫に所蔵されている「火災保険特殊地図」は、都市製図社が昭和8-9(1933-34)年に作製したもの。
【参考:辻原万規彦・角哲・青井哲人(2016)「千代田区立日比谷図書文化館所蔵の火災保険特殊地図の概要」『日本建築学会大会学術講演梗概集』p.843. 日本建築学会】

11月27日(水曜日)古書で紐解く近現代史セミナー 第35回 戦前期の樺太の街はいかにして建設されたのか 火災保険特殊地図をもとにした現地調査でわかったこと チラシ

カテゴリ:
スキルアップ

基本情報

開催日時

2019年11月27日(水曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

4階スタジオプラス(小ホール)

講師:辻原 万規彦(熊本県立大学環境共生学部教授)

■辻原 万規彦(つじはら まきひこ)
1970年生まれ。1995年京都大学工学部卒業、1999年同大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。戦前期の都市や建築の歴史に関する研究に取り組む。特に、製糖業や電気化学工業の工場や社宅街の建設が地域に与えた影響が研究テーマ。近年は、当時の都市地図も研究テーマの一つ。共編に『戦前期外地火災保険特殊地図集成』(柏書房 / 2018年)。

火災保険特殊地図 樺太 真岡町 本町通方面(発行:地図研究所 沼尻長治)日比谷図書文化館所蔵

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円(千代田区民・学生500円*千代田区民の方は住所が確認できるもの、学生の方は学生証をお持ちください。)
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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