食からアメリカを変革する
――ポストトランプ時代の足音
ファーストフード隆盛のアメリカに食文化などあるのかと思われるかもしれません。しかし、バーベキューやハンバーガーといったアメリカの国民食は、先住民や黒人奴隷など非西洋の食の伝統や、各国からの移民の知恵から、世界のどこにもなかった食べ物がこの国で誕生したことを意味しています。こうした食に刻まれた異種混交性や実験精神の再認識が、混迷する現代アメリカの人々の問題意識や行動に影響を与え始めた様子を紹介し、食から社会を変革するシナリオが、トランプ時代の閉塞状況をどう打開する可能性を秘めているかお話しします。
カテゴリ:
- スキルアップ
基本情報
開催日時
2019年12月13日(金曜日)
午後7時~午後8時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
講師:鈴木 透 (慶應義塾大学法学部 教授)
■鈴木 透(すずき とおる)
1964年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻はアメリカ文化研究、現代アメリカ論。著書に、『食の実験場アメリカーーファーストフード帝国のゆくえ』(中公新書、2019年)、『スポーツ国家アメリカ――民主主義と巨大ビジネスのはざまで』(中公新書、2018年)、『実験国家アメリカの履歴書――社会・文化・歴史にみる統合と多元化の軌跡(第2版)』(慶應義塾大学出版会、2016年)、『性と暴力のアメリカ――理念先行国家の矛盾と苦悶』(中公新書、2006年)、『現代アメリカを観る――映画が描く超大国の鼓動』(丸善ライブラリー、1998年)など。


詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,000円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |