荷風の恋――初恋、情熱、官能
永井荷風は恋多き作家です。死ぬまで恋しつづけました。恋こそ人生の華であると考えました。まず、お母さまに面影のかさなる知的な女性にあこがれました。あでやかに男を誘う劇場のダンサーにも引き付けられました。すべての彼女たちを作品に描きました。ご一緒に『つゆのあとさき』『腕くらべ』『踊子』『おもかげ』などの名作を読んでまいります。明治では先駆的なキスシーン、湿気で薫る女性の肌の色や香り。好き、と恋人に抱きつく可憐な芸妓のしぐさ・・・。とびきりの名場面を読みながら、私たちもさまざまな恋の炎にうっとり熱くなりましょう。
※こちらの講座は「新型コロナウイルス感染拡大防止策」として中止した
2020年5月15日(金曜日)の講座です。
※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況により、変更となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
カテゴリ:
- 本
基本情報
開催日時
2020年11月7日(土曜日)
午後2時~午後3時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後1時30分
会場
地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
講師:持田 叙子(近代文学研究者/國學院大學兼任講師)

■持田 叙子(もちだ のぶこ)
1959年、東京生まれ。近代文学研究者。慶應義塾大学大学院修士課程修了、國學院大學大学院博士課程単位取得修了。1995年より2000年まで『折口信夫全集』(中央公論社)の編集に携わる。著書に『朝寝の荷風』(人文書院、2005年)、『荷風へ、ようこそ』(慶應義塾大学出版会、2009年、第31回サントリー学芸賞)、『永井荷風の生活革命』(岩波書店、2009年)、『折口信夫 秘恋の道』(慶應義塾大学出版会、2018年)など。また、編著書として『美しい日本語 荷風 Ⅰ 季節をいとおしむ言葉』(2019年)『美しい日本語 荷風 Ⅱ 人生に口づけする言葉』(2020年)『美しい日本語 荷風Ⅲ 心の自由をまもる言葉』(2020年)(いずれも慶應義塾大学出版会)がある。


詳細情報
定員 | 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)会場定員数は207名ですが、新型コロナウイルス感染防止対策としてソーシャルディスタンス確保のため定員数を少なく設定し募集を行います。 |
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参加費 | 1,000円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
ご来館の皆様へのお願い | ・館内では必ずマスクをご着用ください。 ・ご入館時には手指の消毒、職員による検温、入館票のご記入(「貸出券番号」または「名前と電話番号」)をお願いします。 |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |