産業化された製本の修復
ー針金綴じと釘綴じについてー

産業化された製本の修復
-針金綴じと釘綴じについて-

2019年度に修復をした特別研究室の蔵書の中に針金や釘で綴じられている本がありました。針金綴じや釘綴じは製本が産業化される中で生み出された技術ですが、今回修復した本の針金や釘は腐食が進み、修復には大変手間がかかる状態でした。この修復を行った講師に修復の過程をお話しいただくとともに、針金綴じや釘綴じはどのように製本に用いられてきたのか、その利点と欠点、耐久性における糸綴じの本との比較などから、針金綴じや釘綴じの本を長く活用するための扱い方についても考察します。

2020年11月29日(日曜日)産業化された製本の修復 講座チラシ

※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況により、変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

カテゴリ:

基本情報

開催日時

2020年11月29日(日曜日)
午後2時~午後3時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後1時30分

会場

地下1階日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:岡本 幸治(製本家、書籍修復家)

■岡本 幸治(おかもと こうじ)
1977年フランスL'U.C.A.D製本学校で工芸製本(ルリユール)を学ぶ。1982年より池袋コミュニティ・カレッジ「ルリユール工房」講師。一橋大学社会科学古典資料センター、ブルガリア・ソフィア大学スラブ=ビザンチン研究センター、日本大学法学部図書館などで西洋貴重書の保存調査作業。

修復された釘綴じの本:『日本歴史図録 1』(1918年)

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
会場定員は207名ですが、新型コロナウイルス感染防止対策としてソーシャルディスタンス確保のため定員を少なく設定し、募集を行います。
参加費 1,000円(千代田区民・学生500円*千代田区民の方は住所が確認できるもの、学生の方は学生証をお持ちください。)
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・館内では必ずマスクをご着用ください。

・ご入館時には手指の消毒、職員による検温、入館票のご記入(「貸出券番号」または「名前と電話番号」)をお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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