文豪たちの素顔――明治の名作はいかに生み出されたのか?(全2回)
第2回 夏目漱石vs黒岩涙香――作家と記者の新聞小説

文豪たちの素顔――明治の名作はいかに生み出されたのか?(全2回)
第2回 夏目漱石vs黒岩涙香――作家と記者の新聞小説

端正なルックスで知られ、通学途中にファンの女性達が花道をつくったという尾崎紅葉。信心深くてどんなに酔った酒席の帰りでも、神社の前では膝をついて拝礼した泉鏡花。〈探偵小説の父〉にして、名訳『巌窟王(がんくつおう)』を世に送った黒岩涙香(くろいわ るいこう)。『吾輩は猫である』の執筆を楽しみつつも、行き詰まると「だれかに代作を頼みたい位」とぼやいた夏目漱石。

名作を生み出した明治の文豪たちは、実人生もまた多くのエピソードにあふれています。彼らが、なぜ、どんなタイミングで「あの名作」を生み出したのか。それぞれの生きた背景から探っていきましょう(全2回)。
第2回は夏目漱石と黒岩涙香です。

文豪たちの素顔――明治の名作はいかに生み出されたのか?(全2回)


※こちらの講座は「新型コロナウイルス感染拡大防止策」として中止した
2020年6月17日(水曜日)の講座です。

※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況により、変更となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。


■第1回「尾崎紅葉と泉鏡花――美文家師弟の愛したモチーフ」
2020年12月3日(木曜日)午後7時~午後8時30分(午後6時30分開場)
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カテゴリ:

基本情報

開催日時

2020年12月17日(木曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:堀 啓子(東海大学 教授)

講師:堀 啓子(東海大学 教授)

■堀 啓子(ほり けいこ)
1970年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現職。国際児童文学館 令和2年度特別研究者。専門は日本近代文学、比較文学。2000年に尾崎紅葉の『金色夜叉』にアメリカの種本があることを発見、その翻訳『女より弱き者』(バーサ・クレー著、南雲堂フェニックス、2002)も手がけた。著書に『日本近代文学入門』(中公新書、2019)、『日本ミステリー小説史』(中公新書、2014)、『和装のヴィクトリア文学』(東海大学出版部、2012)、共著に『21世紀における語ることの倫理』(ひつじ書房、2011)など。(297字)

『吾輩は猫である』 漱石、最初の長編小説。明治38年、一回読み切りのつもりで『ホトトギス』に掲載するとたちまち大評判となり、全11回の長期連載となる。モデルとなった愛猫が3年後に没すると、漱石はこの猫が生前、特に「知遇」を得た知人たちに黒枠付きのハガキで知らせたという。

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)会場定員数は207名ですが、新型コロナウイルス感染防止対策としてソーシャルディスタンス確保のため定員数を少なく設定し募集を行います。
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・館内では必ずマスクをご着用ください。

・ご入館時には手指の消毒、職員による検温、入館票のご記入(「貸出券番号」または「名前と電話番号」)をお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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