近代国家の礎となった伊能図
――明治期の伊能図の利用

※こちらの講座は2021年5月11日(火曜日)の開催予定を変更した講座です。

近代国家の礎となった伊能図
――明治期の伊能図の利用

江戸時代に伊能忠敬等によって作られた「大日本沿海輿地全図」は、一般に「伊能図」と呼ばれ、文政4年(1821年)に完成し、幕府に上呈されました。これまで伊能図は幕府内で秘蔵され利用が進まなかったとされてきましたが、完成から半世紀ほど過ぎた明治維新後の日本の近代化を支えるさまざまな地図の基盤として広く利用されていました。

今年は伊能図完成から200年目の節目に当たりますので、伊能図がどのように使われたかを振り返り、伊能図が作成された意義を再確認します。

近代国家の礎となった伊能図――明治期の伊能図の利用

※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況により、変更となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。

カテゴリ:
江戸・東京

基本情報

開催日時

2021年8月26日(木曜日)
午後2時~午後3時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後1時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:菱山 剛秀氏
(伊能忠敬研究会 代表理事)

講師:菱山 剛秀氏<br>(伊能忠敬研究会 代表理事)

■菱山 剛秀(ひしやま たけひで)
東京都出身、2009年まで国土地理院で地形図の製作、測量行政などに携わる。国土地理院在職中に伊能図に興味をもち、2001年にアメリカ議会図書館で発見された伊能大図207枚が明治初期に国土地理院の前身である陸軍が模写したものであることを確認した。現在は、伊能図や伊能忠敬の測量・地図作りについて、雑誌への執筆などを通じて普及活動を行っている。

関連資料

左:伊能中図「中部近畿」部分(国土地理院蔵)、右:「第三軍管図」(『陸地測量部沿革誌』【復刻版】(不二出版、2013)附図より)

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)。会場定員は207名ですが、新型コロナウイルス感染防止対策として、ソーシャルディスタンス確保のため定員を少なく設定し、募集を行います。
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・館内では必ずマスクをご着用ください。

・ご入館時には手指の消毒、職員による検温、入館票のご記入(「貸出券番号」または「名前と電話番号」)をお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)