文豪たちの素顔――明治の名作はいかに生み出されたのか?(全2回)
第2回 田山花袋と森鷗外――自然主義ブームをめぐって

文豪たちの素顔――明治の名作はいかに生み出されたのか?(全2回)
第2回 「田山花袋と森鷗外――自然主義ブームをめぐって」

名作を生み出した明治の文豪たちは、実人生もまた多くのエピソードにあふれています。彼らが、なぜ、どんなタイミングで「あの名作」を生み出したのか。全2回にわたり、それぞれの生きた背景から探っていきましょう。

「田山花袋と森鷗外」
文人の特権はこんなところにあるのか...。花袋にそう思わせたのが、軍営本部に森鷗外を訪ねた時でした。「森閣下でございますか...」そう問い直した兵卒に、軍医部長の立場に気づき委縮する花袋を、鷗外は文壇人として親しく迎えます。文学上の主義は異なれど、互いを認め同等に渡り合った二人の親交と背景をみていきます。
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■第1回「樋口一葉と田辺花圃――明治女流文学の誕生」
2021年9月2日(木曜日)午後2時~午後3時30分(午後1時30分開場)
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基本情報

開催日時

2021年10月7日(木曜日)
午後2時~午後3時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後1時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:堀 啓子(東海大学 教授)

講師:堀 啓子(東海大学 教授)

■堀 啓子(ほり けいこ)
1970年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現職。国際児童文学館 令和3年度特別研究者。専門は日本近代文学、比較文学。2000年に尾崎紅葉の『金色夜叉』にアメリカの種本があることを発見、その翻訳『女より弱き者』(バーサ・クレー著、南雲堂フェニックス、2002)も手がけた。著書に『日本近代文学入門』(中公新書、2019)、『日本ミステリー小説史』(中公新書、2014)、『和装のヴィクトリア文学』(東海大学出版部、2012)、共著に『21世紀における語ることの倫理』(ひつじ書房、2011)など。

田山花袋(『定本花袋全集』第1巻 臨川書店1993年)/森鷗外(森鷗外記念館(津和野)所蔵)
田山花袋(昭和2年1月)『定本花袋全集』第1巻 臨川書店(1993年)
森鷗外(明治45年頃) 武石弘三郎のアトリエにて(森鷗外記念館(津和野)所蔵)

詳細情報

定員 100名(事前申込順、定員に達し次第締切)※会場定員は207名ですが、新型コロナウイルス感染防止対策としてソーシャルディスタンス確保のため定員を少なく設定し募集を行います。
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・館内では必ずマスクをご着用ください。

・ご入館時には手指の消毒、職員による検温をお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)