【開催中止】ケルト文化と生命の再生ー神秘の渦巻文様から学ぶ

【開催中止のお知らせ】

本講座は、都合により開催を中止させていただきます。
今後につきましては決まり次第、当館ホームページにてご案内させていただきます。                 (2022年2月25日(金曜日))

ケルト文化と生命の再生ー神秘の渦巻文様から学ぶ

ケルト文化と生命の再生チラシ

歴史の古層を現代に伝える「ケルト文化」は、「もうひとつのヨーロッパの源流」として注目を浴びています。古代ローマより古く、今から2800年前、フランス・ベルギー・スイス・ドイツ南部・オーストリア・スペイン、東ヨーロッパ諸地域までにわたり、鉄器文明を広め、生命力にあふれる装飾芸術を創造しました。その「大陸のケルト」の遺産を引き継いだアイルランド・スコットランド・ウェールズなど「島のケルト」の修道士たちは、中世キリスト教の聖書写本に、「渦巻、動物、結び目、組紐」など、力強くうごめく神秘的な文様を盛んに表しました。「世界で最も美しい本」と言われる『ケルズの書』の魅力は、19世紀後半からの「ケルト・リヴァイヴァル」に蘇り「アール・ヌーヴォー」にも影響を与え、現代のデザインにも反映されています。

この講座では、ケルト系の人々によって伝えられてきた芸術文化を通して、「死からの再生」「生命の循環」への祈りと思いについてお話いただき、日本人の心と響き合う文化芸術の特色に迫ります。

カテゴリ:
芸術

基本情報

開催日時

2022年3月24日(木曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:鶴岡 真弓(多摩美術大学 芸術人類学研究所所長・美術館館長)

講師:鶴岡 真弓(多摩美術大学 芸術人類学研究所所長・美術館館長)

■鶴岡 真弓(つるおか まゆみ)
ケルト芸術文化・ユーロ=アジア造形表象研究。早稲田大学大学院修了。ダブリン大学留学。◆主著『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)『ケルトの想像力』(青土社)『装飾する魂』『ジョイスとケルト世界』(平凡社)『阿修羅のジュエリー』(イースト・プレス)『すぐわかるヨーロッパの装飾文様』(東京美術)『装飾デザインを読みとく30のストーリー』(日本ヴォーグ社)◆共著『図説ケルトの歴史』(河出書房新社)『ケルトの魂』(平凡社)◆訳書『ケルズの書』(岩波書店)◆監修『ケルト事典』『ケルト人』『ケルトの神話・伝説』(創元社)他。◆『ケルト再生の思想:ハロウィンからの生命循環』(ちくま新書)で河合隼雄学芸賞受賞

関連資料

ケルト渦巻文様『ケルズの書』より(部分)ダブリン大学トリニティ・カレッジ図書館蔵

詳細情報

定員 100名(事前申込順、定員に達し次第締切)
会場定員は207名ですが、日比谷カレッジは新型コロナウイルス感染防止対策としてソーシャルディスタンス確保のため定員を少なく設定し募集を行います。
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へお願い ・館内では必ずマスクをご着用ください。
・ご入館時には手指の消毒、検温へのご協力をお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

関連リンク