池波正太郎先生とは、私が文藝春秋に入社して2年目くらいだったでしょうか。池波さんは、私の父と同じくらいのお歳ですから、たぶんその時は50歳ちょっと前だと思います。先生が病院のベッドで亡くなられた時、5月の連休が始まった頃にお見舞いに行った日です。お会いして、待合室に入った直後、先生は天国に行かれました。長いお付き合いで、ある小さなトラブルで『鬼平犯科帳』の連載が止まっていた時に『オール讀物』の編集者として先生のお宅に御挨拶に行きました。先生の最初の言葉が「文春は、菊池と言う刺客を送ってきたか」でした。3ヶ月後、『豆甚の女』から再開しました。実は、亡くなる2年くらい前のヨーロッパ旅行で大喧嘩をしました。仲直りした9ヶ月後、先生が逝ってしまわれたのです。この大喧嘩の顛末を初めて話せたらと思っています。
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- カテゴリ:
- 江戸・東京
基本情報
開催日時
2023年1月25日(水曜日)
午後7時~午後8時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
講師:菊池夏樹(高松市・菊池寛記念館名誉館長)
■菊池 夏樹(きくち なつき)
池波正太郎の若い友人K。
1946年(昭和21年)菊池寛の孫として誕生。立教大学卒業後文藝春秋に入社。様々なセクションを担当の後2007年(平成19年)同社退社。現在高松市・菊池寛記念館名誉館長、文藝春秋社友、日本文藝家協会会員、日本P.E.N.俱楽部企画事業委員会副委員長。
関連資料
池波正太郎生誕100年「池波正太郎の思い出」チラシ画像
(PDF形式:0.6MB)
(PDF形式:0.6MB)
詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 一般1,000円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、(「お申し込みフォーム」からの場合は、④メールアドレス)をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
ご来館の皆様へお願い | ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。 ・入館の際は、手指消毒・検温、マスク着用のご協力をお願いします。 |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |