資料を活用するための修復
―合冊製本から分冊製本へ―

雑誌や書籍を一冊にまとめて資料を保存する「合冊製本」。特別研究室所蔵資料の中にもこの方法で保存されてきた資料が多数あります。しかし、合冊製本の資料は開きにくい、かなりの重量があるなど、必ずしも扱いやすいものではありませんでした。そこで、特別研究室では2020年度より合冊製本を「分冊製本」に戻す修復を試みています。本講座では特別研究室所蔵資料の分冊製本による修復を手がけた講師が、より扱いやすく、活用しやすくするための修復の作業過程とその意義についてお話しします。


資料を活用するための修復 チラシ

※今後の感染拡大状況により、変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

カテゴリ:

基本情報

開催日時

2023年6月17日(土曜日)
午後2時~午後3時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後1時30分

会場

4階
スタジオプラス(小ホール)

講師:近藤 理恵(製本・書籍修復家)

■近藤 理恵(こんどう りえ)
Centre des Arts du LivreとAtelier des Arts Appliqués du Vésinet(フランス)にて工芸製本、箔押し装飾、書籍修復を学ぶ。1994年より製本・書籍修復の工房を設立。洋古書や明治以降の日本の本の修復、工芸製本の注文製作に携わる。
武蔵野美術大学、東洋美術学校非常勤講師。東京製本倶楽部運営委員。

修復し分冊製本した『新撰東京名所図会 麹町区之部』
分冊製本により開きやすくなった図版ページ

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円(千代田区民・学生500円*千代田区民の方は住所が確認できるもの、学生の方は学生証をお持ちください。)
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号(「お申し込みフォーム」からの場合は④メールアドレス)をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
・ご入館時には手指の消毒、検温のご協力ををお願いします。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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