マンガの"いま"を考える①
デジタルデバイス時代のマンガ表現・マンガビジネス

近年、スマホ向けアプリで配信される「縦スクロール漫画」が関心を集めています。縦スクロール漫画は、2000年代の初めに韓国で生まれ、徐々に進化をとげてきました。本講義では、縦スクロール漫画がなぜ近年になって注目されるようになったのか、その過程をたどるとともに、縦スクロール漫画はマンガ表現をどう変えるのか、デジタルで読む横スクロール漫画の場合はどうか、ページ単位で読む漫画とスクロールで読む漫画の表現の違い――などについてお話しします。とかく「縦スクロール」という形式だけが注目されがちですが、じつはポイントはビジネスモデルの変化にあることも含めて解説します。

デジタルデバイス時代のマンガ表現・マンガビジネス


<千代田図書館 展示のお知らせ>「ちよだ "縁" のマンガたち」

現在、千代田図書館では4月24日(月曜日)~7月22日(土曜日)の期間、明治大学の2つのマンガ専門図書館(米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館)のコレクションを中心に、千代田区の街や名所、施設などが登場するマンガをパネルで紹介するとともに、マンガや関連本を展示・貸し出しを行っています。(一部、貸し出しできない資料があります。)

詳しくは千代田図書館ホームページをご覧ください。

カテゴリ:

基本情報

開催日時

2023年7月5日(水曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:藤本 由香里 (明治大学国際日本学部教授)

講師:藤本 由香里 (明治大学国際日本学部教授)

■藤本 由香里(ふじもとゆかり)
明治大学国際日本学部教授。2007年まで筑摩書房で編集者として働くかたわら、コミック・セクシュアリティなどを中心に評論活動を行う。現在、「東京新聞」でマンガ評を連載するなど、新聞や雑誌に連載コラムを持つほか、メディア芸術祭マンガ部門・手塚治虫文化賞・講談社漫画賞などの選考委員を歴任。2008年より明治大学へ。代表的な著書に『私の居場所はどこにあるの?』(学陽書房/朝日文庫)、『少女まんが魂』(白泉社)など。デジタル時代のマンガ表現に関しては、『マンガメディア文化論』(水声社)所収の論文「出版媒体とマンガ表現~デジタルデバイス時代のマンガ演出をめぐって」がある。

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、(「お申し込みフォーム」からの場合は④メールアドレス)をご連絡ください。※小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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