展示「絵はがきとして写し出された関東大震災」

大正12年(1923)9月1日、関東大震災が発生しました。日本の首都圏に未曽有の被害をもたらしたこの災害の様子が、絵はがきというかたちで残されています。

「被害の全貌を視覚情報として早く知りたい」という人びとの要望に答える、比較的安価な媒体として絵はがきが採用されたようです。いくつかの絵はがきには、煙や炎を後から描き足した痕跡が見られるものがあります。そこからは、よりセンセーショナルな表現のものの方が売れたという売り手側の事情が見えてくるでしょう。

関東大震災の被害を必ずしもリアルに写し出したものではない「震災絵はがき」ですが、こうしたものが出回り、過激な表現が人びとから人気を得たという歴史の一端を垣間見ることができる興味深い資料です。この機会にぜひ、じっくりと「震災絵はがき」の数々を眺めてみてください。

※パネル展示です。絵はがき現物の展示はございません。

※新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況に変化が生じた場合は、開催を中止または変更する場合がございます。

基本情報

会期

2023年8月28日(月曜日)~10月20日(金曜日)

会場

千代田図書館9階 新書コーナー書架上

展示風景

詳細情報

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