日本の歴史と世界の文化から、現代の「LGBT+」につながる多様な「性」のあり方を考えます。男性同性間性愛や性別越境の文化は、現代だけではなく、長く豊かな歴史をもっていることをお話しします。(※前編・後編の全2回の講座です)
<講座概要>
前編「―男性同性間性愛の文化を中心に―」
2023年9月1日(金曜日)午後7時~午後8時30分
現代の「LGBT+」とは何か?という基礎的な知識の解説から始めて、歴史の中の男性同性間性愛(男色)文化の諸相、「男色」文化の4類型、「男色」と男性同性愛の違い、世界に冠たる「男色大国」日本、近代(明治時代)の学生男色文化などについて、お話しします。
後編「―性別越境の文化を中心に―」
2023年10月13日(金曜日)午後7時~午後8時30分
日本の歴史の中に見える性別越境文化の諸相を、性別越境者の5つの職能に基づいてお話しし、「異性装の王国」としての日本を考えます。さらに世界各地に残る「サード・ジェンダー」の文化を紹介し、「双性(double-gender)」の存在について、私の持論「双性原理」をお話しします。
※各回のお申込みはできません。前編参加時に一括でのお支払いをお願いします。
カテゴリ:
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基本情報
開催日時
前編:2023年9月1日(金曜日)
午後7時~午後8時30分
後編:2023年10月13日(金曜日)
午後7時~午後8時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
各回 午後6時30分
会場
地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
三橋 順子(性社会文化史研究者)

■三橋 順子(みつはし じゅんこ)
1955年、埼玉県秩父市生まれ、Trans-woman。明治大学文学部非常勤講師。専門はジェンダー&セクシュアリティの歴史研究、とりわけ、性別越境、買売春(「赤線」)など。著書に『女装と日本人』(講談社現代新書、2008年)、『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書、2018年)、『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)。主な論文に「LGBTと法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」(『LGBTをめぐる法と社会』日本加除出版、2019年)、「「LGBT」史研究と史資料」(『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店、2021年)など。


詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 2,000円(全2回分) ※参加費は前編でのお支払いをお願いします |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、(「お申し込みフォーム」からの場合は④メールアドレス)をご連絡ください。*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
ご来館の皆様へのお願い | ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。 |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |
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