関東大震災の直後、カメラを手に被災現場を撮影してまわりアルバムにまとめた1人の青年がいた。旧結城藩第19代・水野勝邦である。当時、旧制学習院の学生だった勝邦は、後に中国研究者となる人物である。物事を冷静に観察し分析する資質を活かし、皇居周辺、丸の内、九段、上野、墨田川(現・隅田川)方面まで広範囲で撮影を行い、写真には細かく解説を記した。震災直後の状況をほぼリアルタイムで伝えるアルバムは、これまで世に知られることがなかった。残された写真と記述の詳細を分析し、被災した人々の姿や街の様子など震災の実相を読み解く。

被災したニコライ堂

被災した万世橋
「万世橋ステーシンノ焼跡 何処カラ火ヲ引イタカ分カラナイ程 独立シタ建物デアッタ」
特別展「関東大震災100年 首都東京の復興ものがたり―未来へ繋ぐ100年の記憶―」
会期:9月1日(金曜日)~11月26日(日曜日)
※休室日:9月18日(月曜日)、10月16日(月曜日)~10月19日(木曜日)、11月20日(月曜日)
カテゴリ:
- 江戸・東京
基本情報
開催日時
2023年9月30日(土曜日)
午後2時~午後3時30分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後1時30分
会場
地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
長谷川 怜(皇學館大学文学部 国史学科 准教授)

■長谷川 怜(はせがわ れい)
学習院大学大学院博士後期課程修了(博士・史学)。東京都公文書館 史料編さん係 専門員、千代田区地域振興部文化振興課 文化財係(日比谷図書文化館文化財事務室)学芸員を経て現職。日本近現代史専攻。
関連資料

特別展関連講座チラシPDF(表面)
(PDF形式:5.7MB)
(PDF形式:5.7MB)

特別展関連講座チラシPDF(裏面)
(PDF形式:5.0MB)
(PDF形式:5.0MB)



詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
---|---|
参加費 | 500円 |
お申し込み方法 | ホームページのお申し込みフォーム、電話(03-3502-3340)、ご来館(1階受付)のいずれかにて①講座名、②お名前(ふりがな)、③電話番号、(「お申し込みフォーム」からの場合は④メールアドレス)をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
ご来館の皆様へのお願い | ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。 |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |
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