パッケージデザインや広告宣伝などを担当する傍ら、マンガ家としてデビューし、白土三平の作品のパロディーやサラリーマンの生活を描いたギャグマンガ、新聞連載の社会派4コママンガ、不条理マンガなど様々なジャンルの作品を制作してきたしりあがり寿氏。2018年・2021年には江戸時代浮世絵の巨匠である葛飾北斎筆『冨嶽三十六景』(1830-32年頃)をパロディーにした『ちょっと可笑しなほぼ三十六景』他、「しりあがり流に解釈した北斎ワールド」で注目を集めました。
本展ではこれまで発表した北斎のパロディー作品を展示します。また日比谷図書文化館特別研究室所蔵の歌川広重筆『名所江戸百景』(1856年)などを基に千代田区の風景を描いた新作をお見せします。浮世絵において最大のライバルとされた北斎と広重が描いた江戸時代の風景に、しりあがり寿氏が描きこんだ現代の文物や人々のタイムトラブルを見て、クスッと笑いながらタイムトラベル(時間旅行)を楽しめる展覧会です。
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開催概要
- 会期:2024年4月26日(金曜日)~6月23日(日曜日)
<休館日>5月20日(月曜日)、6月17日(月曜日) - 開室時間:月曜日~木曜日 午前10時~午後7時、金曜日 午前10時~午後8時、土曜日 午前10時~午後7時、日曜日・祝日 午前10時~午後5時(入室は閉室の30分前まで)
- 会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室(千代田区日比谷公園1-4)
- 観覧料:一般500円、大学・高校生300円(千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方1名は無料)※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳などをお持ちください。
主催:千代田区立日比谷図書文化館
プロフィール:しりあがり寿(漫画家)
昭和33(1958)年生まれ。多摩美術大学を経て昭和60(1985)年「エレキな春」で漫画家としてデビュー。ギャグから社会派まで幅広いジャンルの漫画作品を手がける一方、映像、現代アートなど多方面で活躍。平成26(2014)年紫綬褒章受章
みどころ
千代田区を描いた浮世絵パロディー4点を初公開!
当館4階にある特別研究室所蔵の歌川広重筆『名所江戸百景』(1856年)などを基に、今回の展覧会にあわせて千代田区の風景を描いた作品4点を初公開します。江戸城、国会議事堂、警視庁、電気街など、エリア毎に個性あふれる千代田の風景をしりあがり寿さんがどのように解釈したかお楽しみください。
霞ケ関に江戸城が?タイムトラブルは未来の人を困らせる?!
浮世絵に描かれた江戸の町に現代の文物と人が描きこまれた作品を見てクスッと笑える本展。これをみた未来の人たちは混乱してしまうかも?常識を破るしりあがり寿さんのパロディー作品が今も未来も笑いと混乱を巻き起こします。
アクセス
関連講座
しりあがり寿講演会
浮世絵パロディー作業のきっかけとなった2018年「ちょっと可笑しなほぼ三十六景 しりあがり寿 北斎と戯れる」展が開催されたすみだ北斎美術館の学芸員としりあがり寿さんが浮世絵に対する考えやパロディー作業に関して対談します。
日時:5月1日(水曜日) 午後7時~午後8時30分(午後6時30分開場)
子ども向けワークショップ
※申込開始:4月26日(金曜日)10時
しりあがり寿さんと一緒に創作活動を体験してみる子ども向けワークショップです。浮世絵を原画として4コマ漫画やコラージュなどを通して、浮世絵をより身近に感じられます。
日時:6月1日(土曜日)午後1時~午後2時30分(午後12時30分開場)
※対象:小学生(保護者1名様の同伴が必要)(事前申し込み順、定員になり次第締切)
取材のお問い合わせ先
広報営業部門:鈴木
電話:03-3502-3340
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