マンガの"いま"を考える②
マンガでわかる「病」の捉え方
――「医療マンガ」の社会機能とマンガ表現の可能性

「医療マンガ」は各病棟、多彩な医療従事者、患者とその家族の視点から多様に発展を遂げています。中でも闘病エッセイマンガは「病」の捉え方、気づき、気持ちの伝え方を探ることができる点に特色があります。さらに、綿密な取材に基づいてフィクションとノンフィクションの狭間の領域を探る試みも新しい潮流をもたらしています。介護や障がい、メンタルヘルスなどの周辺領域を包括した生存学、健康人文学、グラフィック・メディスンの概念を参照しながら、広義の医療マンガの現在形を概観し、その社会的機能、表現の可能性を展望します。

まんがの

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基本情報

開催日時

2024年4月16日(火曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

4階
スタジオプラス(小ホール)

講師:中垣 恒太郎(専修大学文学部教授)

講師:中垣 恒太郎(専修大学文学部教授)

■中垣 恒太郎(なかがき こうたろう)
専修大学文学部英語英米文学科教授、一般社団法人日本グラフィック・メディスン協会代表、日本マンガ学会海外マンガ交流部会代表、日本マーク・トウェイン協会会長。アメリカ文学・比較メディア文化研究専攻。著書に、『日本の医療マンガ50年史――マンガの力で日本の医療をわかりやすくする』(責任編集、SCICUS、2021年)、『マーク・トウェインと近代国家アメリカ』(音羽書房鶴見書店、2012年)、『アメリカン・ロードの物語学』(共編著、金星堂、2015年)、『ハーレム・ルネサンス』(共編著、明石書店、2022年)、翻訳書に、MKサーウィック『テイキング・ターンズ―― HIV/エイズケア371病棟の物語』(共訳、サウザンブックス社、2022年)など。

『日本の医療マンガ50年史 マンガの力で日本の医療をわかりやすくする』( ‎SCICUS )

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、(「お申し込みフォーム」からの場合は④メールアドレス)をご連絡ください。*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)