「朝鮮民族美術館をめぐって」
-日韓文化交流の礎となった日本民藝館のルーツ

展覧会への入口講座Vol.39

朝鮮民族美術館がソウルの景福宮内緝敬堂に設立(1945年閉館)されて、今年で100年の節目を迎えます。思想家の柳宗悦が中心となり、浅川伯教・巧兄弟らの協力によって開設されたこの美術館は、朝鮮時代の美術工芸を一堂に会する史上初めての展示施設として、きわめて高い価値を持つことは言うまでもありませんが、「朝鮮の友」に向けた彼らの深い情愛によって成立したものでありました。本講座では、その足跡をたどりながら、美術館が設立された目的や意義、蒐集されたコレクションとその後について紹介したいと思います。

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<展覧会のお知らせ> 「朝鮮民族美術館設立100年記念 柳宗悦と朝鮮民族美術館

・会期:2024615日(土曜日)~825日(日曜日)
・会場:日本民藝館(住所:東京都目黒区駒場4-3-33)

カテゴリ:
芸術

基本情報

開催日時

2024年7月5日(金曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:杉山 享司(公益財団法人日本民藝館 常務理事・元学芸部長)

講師:杉山 享司(公益財団法人日本民藝館 常務理事・元学芸部長)

■杉山 享司(すぎやま たかし)
日本民藝館元学芸部長、日本民藝協会常任理事。1957年静岡県生まれ。専門は、近代工芸史(柳宗悦と民藝運動を中心に)、博物館学。最近の主な論考や著書に「柳宗悦の旅をめぐって」(『民藝の日本 柳宗悦と[手仕事の日本]を旅する』筑摩書房、2017年)、「我孫子から京都へ」(『柳宗悦と京都』光村推古書院、2018年)、「もっと知りたい 柳宗悦と民藝運動」(東京美術、2021年)ほか。

柳宗悦(1945年)©日本民藝館
染付鉄砂葡萄栗鼠文壺(17世紀末期~18世紀初期)日本民藝館所蔵
染付秋草文面取壺(18世紀前半)日本民藝館所蔵
景福宮・緝敬堂(1924年頃)©日本民藝館

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、(「お申し込みフォーム」からの場合は④メールアドレス)をご連絡ください。*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。同伴者の方にも参加費が必要です。
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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