内田嘉吉文庫の一冊 第2回
海を渡った江戸紫のブックデザイン

日比谷図書文化館の特別研究室には、逓信次官、台湾総督などを歴任した内田嘉吉(1866-1933)の旧蔵書を蒐集した約16,000冊からなる文庫があります。本講座で取り上げるのはその一冊、G.スミス著『日本における十週間(Ten Weeks in Japan)』です。表紙中央にたたずむのは、着物をまとい、扇子を持つサムライ。一輪の桔梗(ききょう)を思わせる紫色で、ヴィクトリア朝の英国でつくられた優雅な装幀です。魅惑のブックデザインはどのようにして生まれたのでしょうか。伝統工芸製本の技術をもつ講師が、本づくりに秘められた職人の技を紐解きます。
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基本情報

開催日時

2024年9月28日(土曜日)
午後2時~午後3時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後1時30分

会場

4階
スタジオプラス(小ホール)

協力

東京製本俱楽部

講師:野村 悠里(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)

■野村 悠里(のむら ゆり)
ポーラ美術振興財団若手芸術家在外研修員、文化庁新進芸術家在外研修員を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻准教授。著書に『書物と製本術――ルリユール/綴じの文化史』(みすず書房)、『或る英国俳優の書棚』(水声社)。近刊予定に『美しい書物/アーツ・アンド・クラフツ運動』(幻戯書房)。

Ten Weeks in Japan(表紙)
Ten Weeks in Japan(江戸港あたりの日本家屋)

詳細情報

定員 60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)、お申し込みフォーム、いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、④メールアドレス(ホームページからお申し込みの場合)をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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