「柳宗悦と仏教美学」
-「信と美」をめぐる柳思想の終着駅

展覧会への入口講座Vol.43

民藝美学の基盤を仏教の浄土思想に求めた民藝運動の創始者で思想家の柳宗悦(1889-1961)。自身の美的体験から、美とは無心の産物、つまり民藝美とは他力によって生まれた不二の美、との確信を得た柳は、晩年に至り「美の宗教」とも称される仏教美学を提唱しました。本講座では、「白樺」の時代から始まった、「信と美」を求める柳の眼による思索の旅をたどりながら、朝鮮工芸や木喰仏、日本各地の民藝品との出会いや、「茶と美」に関する柳の想いに触れながら、柳の哲学を支えた独自の美思想である仏教美学について紹介したいと思います。

「柳宗悦と仏教美学」チラシ

<展覧会のお知らせ> 「仏教美学 柳宗悦の見届けたもの」

・会期:2025年112日(日)~320日(木・祝)
・会場:日本民藝館(住所:東京都目黒区駒場4-3-33)

カテゴリ:
芸術

基本情報

開催日時

2025年1月24日(金曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:杉山 享司(公益財団法人日本民藝館 常務理事・元学芸部長)

講師:杉山 享司(公益財団法人日本民藝館 常務理事・元学芸部長)

■杉山 享司(すぎやま たかし)
1957年静岡県生まれ。専門は、近代工芸史(柳宗悦と民藝運動を中心に)、博物館学。最近の主な論考や著書に「柳宗悦の旅をめぐって」(『民藝の日本 柳宗悦と[手仕事の日本]を旅する』筑摩書房、2017年)、「我孫子から京都へ」(『柳宗悦と京都』光村推古書院、2018年)、「もっと知りたい 柳宗悦と民藝運動」(東京美術、2021年)ほか。

柳宗悦(1954年)©日本民藝館
柳宗悦「无有好醜」(1950年代)日本民藝館所蔵
「高僧和讃(色紙和讃)」( 室町時代・16世紀)日本民藝館所蔵
大井戸茶碗 銘「山伏」(朝鮮時代・16世紀) 日本民藝館所蔵

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)、お申し込みフォームいずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、④メールアドレス(「お申し込みフォーム」からお申し込みの場合)をご連絡ください。*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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