日比谷図書文化館 特別展
『バラ図譜』刊行200年 「宮廷画家 ルドゥーテとバラの物語」

世界中のバラを描いたボタニカル・アートの金字塔を一挙公開!
「バラ図譜」170点と肉筆画2点を含めた172点一挙公開!

「花の画家」、「バラの画家」として有名なベルギー出身の植物画家であるピエール・ジョセフ・ルドゥーテの人生をたどりながら、ジョゼフィーヌが蒐集したオールド・ローズの数々が美しく咲き誇る姿を見ることができる『バラ図譜』や貴重な肉筆画も併せて紹介します。

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開催概要

  • 会  期:2025年412日(土曜日)~ 615日(日曜日)
    <休館日>4月21(月曜日)519日(月曜日)
  • 開室時間:10時~19時(金曜日10時~20時、日曜日・祝日10時~17時)                             入室は閉室の30分前まで
  • 会  場:千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室
  • 観 覧 料:一般 500円、大学・高校生 300円                                            ※千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方1名は無料
  • 協  力:コノサーズ・コレクション東京
  • 企画協力:株式会社青幻舎プロモーション
  • 主  催:千代田区立日比谷図書文化館  

作家紹介:ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテ(17591840

「花のラファエロ」または「バラのレンブラント」とも称されている植物画家でルイ16世王妃マリー・アントワネットの博物蒐集室付画家として任命されました。フランス革命後、ルドゥーテのパトロンとなったのは、ナポレオン皇妃ジョセフィーヌでした。

「近代バラの母」と呼ばれるほどバラ栽培に熱心だったジョセフィーヌは、世界中から集めたバラをルドゥーテに描かせました。

その結果誕生したのが、ルドゥーテの代表傑作とされる『バラ図譜』です。

『バラ図譜』とは:

2024年は刊行から200年の節目の年となる『バラ図譜』は扉絵を含む170点からなるバラだけの版画集で18171824年にかけ初版が発行されました。

すべての原画をルドゥーテが描いており、その植物学的正確さと高い芸術性から、ボタニカル・アートの金字塔と称されています。

『バラ図譜』に使われる点刻彫版法は、輪郭線を可能な限り排除し、きめ細かな色彩の濃淡によって芸術性豊かに描き出すルドゥーテ独特の技法でした。

見どころ:

『バラ図譜』170点&肉筆画2点を一挙公開!

ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌが宮殿・マルメゾン城に集めた世界中からのバラを描いた『バラ図譜』、ボタニカル・アートの金字塔とされます。『バラ図譜』は、1817年から1824年にかけて30分冊の初版がパリのフィルマン・ディドーにより刊行されました。点刻彫版法を用いてバラの絵169点とバラの花輪の口絵、計170点が描かれ、植物学者クロード=アントワーヌ・トリーによる概説が添えられていました。『バラ図譜』は現存しない当時のバラを知る貴重な記録ともなっています。本展では、『バラ図譜』の絵170点を一挙公開し、肉筆画2点を加え、全172点をお見せします。

19世紀フランス貴族のサロンを体験

ルイ16世王妃マリー・アントワネット、ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌから後援を受けたルドゥーテは、『バラ図譜』刊行後、王立植物園付属自然史博物館の専任植物画家に任命され、ますます名声を得ります。王侯貴族や著名人も、ルドゥーテを招いて公開授業や個人教授を望むようになりました。上流の貴婦人達からは絶対な人気を集め、「パリ中のすべての女性がルドゥーテの生徒か信奉者だ」といわれたほど。ルドゥーテに熱狂した当時の貴族達はたくさんの美術品を集め、部屋の壁面に収集した多数の美術品を飾り、社交の場として使用しました。本展では、当時の展示手法に因み、一部の壁面を多数の作品で飾りました。18世紀フランス貴族のサロンに訪問したような、時を超えた優雅な体験をしてみませんか。

ギャラリートーク

・講 師:中村 美砂子氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会副代表理事)

・日 時:202554日(日曜日)11時から30分程度

・会 場:千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室

・参加費:無料・事前申込不要(別途観覧料は必要です)

関連講座  

トークショー「ルドゥーテのバラに魅せられて」 →詳細・お申し込みページへ

講 師:後藤 みどり氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会代表理事)

     中村 美砂子氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会副代表理事)

日 時:202554日(日曜日)15時~1630分(1430分開場)

会 場:日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)

定 員:200名(事前申し込み順、定員になり次第締切)

参加費:1,500

講演会「美しき花の姿を追い求めて~画家ルドゥーテのまなざし~」→詳細・お申し込みページへ

・講 師:中村 美砂子氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会副代表理事)

・日 時:2025522日(木曜日)19時~2030分(1830分開場)

・会 場:日比谷図書文化館 4階 スタジオプラス(小ホール)

・定 員:60名(事前申し込み順、定員になり次第締切)

・参加費:1,500円

お問い合わせ先

電話:03-3502-3340(代表)

取材のお問い合わせ先

広報営業部門:南辻  電話:03-3502-3340
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