古来より岩手県遠野地方で口承されてきた民話『遠野物語』。
佐々木喜善が語り、柳田国男が感じるままに書き記して編纂したこの物語は日本の民俗学の金字塔とされ、現在まで絵本や漫画などのさまざまな形式で受け継がれてきました。
民話は、人々の暮らしの中から生まれ、語り継がれてきたおはなしです。そのため、物語の中には自然と地域に伝わる風習や教訓が織り込まれています。こうして民話は、地域の知恵と文化の記憶を伝え、今を生きる私たちと過去とをつないでいます。
この展示では、柳田国男の生誕百五十年によせて、民俗学や民話、そして『遠野物語』に関連する書籍をご紹介します。
基本情報
会期
2025年5月20日(火曜日)~2025年9月12日(金曜日)
開催場所
日比谷図書文化館
会場
3階グリーンゾーン



