山崎豊子パネル展 特別講演会
『大地の子』編集者が見た、山崎豊子の「魅力と迫力」

満州で引き裂かれた戦争孤児と父親の「戦後」を描いた、山崎豊子の最高傑作の一つ『大地の子』は、1987年から91年にわたって『文藝春秋』で連載されました。情報統制で取材が困難な現地の「壁」を一つずつ突破していったのは、ひとえにこの作品にかける山崎豊子の情熱と人間力に他なりません。講師の平尾隆弘さんは、編集者として『大地の子』の執筆を見守り、作家を励まし、時にはダメ出しも辞さず、山崎豊子が全幅の信頼を置いた人です。大作が世に出るまでの激動の時期に「戦友」でもあった作家と編集者の、厳しいだけでなく思わず笑ってしまうエピソードも満載でお話しいただきます。

山崎豊子パネル展 特別講演会




イベントお申し込み

お申し込み開始:2025年10月11日(土曜日) 午前10時より

イベント予約サイト「Peatix(外部サイト)」よりお申し込みください。
ご欠席される際は、イベント開演前までにご連絡いただければキャンセル料はかかりません。

※お電話(03-3502-3340)、ご来館(1階受付)でもお申し込みを承ります。

山崎豊子パネル展
「戦争三部作を中心とした、作家・山崎豊子の平和への思い」

戦後80年を迎える今年・2025年に、大阪府立中之島図書館と千代田区立日比谷図書文化館にて「山崎豊子パネル展」を開催します。

大阪・船場に生まれた作家・山崎豊子[19242013年]は、『不毛地帯』、『二つの祖国』、そして『大地の子』といった、いわゆる「戦争三部作」を中心に戦争をテーマとした著作を多く残しました。2025年に、日本は戦後80年を迎えることから、「戦争三部作を中心とした、作家・山崎豊子の平和への思い」と題したパネル展を開催します。この節目の年に、山崎豊子の紡いだ"ことば"に触れながら、戦争と平和について思いを馳せてみませんか。


パネル展 第一弾
山崎豊子とゆかりの深い大阪・中之島で開催!

【展示概要】
大阪大空襲の際に書かれた日記「戦時下の青春」や戦争三部作(『不毛地帯』、『二つの祖国』、『大地の子』に関連する貴重な資料をパネルで展示します。1904年開館した大阪府立中之島図書館。山崎豊子氏が生まれる以前からこの地を見守っています。『不毛地帯』の主人公・壹岐正が訪れた新聞閲覧室もあります。

期間: 202592日(火曜日)~929日(月曜日)
場所:大阪府立中之島図書館 本館3階展示室


パネル展 第二弾 
『不毛地帯』の主人公・壹岐正が立ち寄った場所でもある東京・日比谷で開催

【展示概要】中之島図書館のパネル展を抜粋した形で紹介します。

期間:2025116日(木曜日)~1224日(水曜日)※休館日11月15日(土曜日)~17日(月曜日)、12月15日(月曜日)
場所:千代田区立日比谷図書文化館 4階 エレベーターホール

<第一弾・第二弾共通>
主催:大阪府立中之島図書館 指定管理者ShoPro・長谷工・TRC共同事業体
協力:一般財団法人山崎豊子文化財団、一般社団法人山崎豊子著作権管理法人、株式会社新潮社、株式会社文藝春秋、株式会社毎日新聞社 大阪本社、株式会社140B、株式会社ラジオ大阪、公益財団法人大阪国際平和センター(ピースおおさか)

山崎豊子の作品に描かれた中之島と日比谷の風景を通じて、戦争と平和についての重要なメッセージを再考します。地域の文化への理解を深めることができるこのパネル展にぜひご来場ください。

山崎豊子氏プロフィール

・1924年 大阪・船場の老舗昆布屋「小倉屋山本」に生まれる。
・1944年 毎日新聞大阪本社調査部に入る。
・1945年 大阪大空襲。山崎氏の戦争体験の原点でもある。
・1965年 『白い巨塔』を刊行。
・1976年 『不毛地帯』を刊行。商社を舞台にシベリア抑留を描く。
・1983年 『二つの祖国』を刊行。日本とアメリカの狭間で懊悩する日系二世を描く。
・1991年 『大地の子』を刊行。中国の「戦争孤児」を中心に、戦火の中でも消えることのなかった人間愛を描く。
・2013年 9月29日に死去。〈週刊新潮〉に連載中の「約束の海」は未完の遺作となる。

山崎豊子氏

カテゴリ:

基本情報

開催日時

2025年11月29日(土曜日)
午後2時~午後3時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後1時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:平尾 隆弘(元 株式会社文藝春秋代表取締役社長)

講師:平尾 隆弘(元 株式会社文藝春秋代表取締役社長)

■平尾 隆弘(ひらお たかひろ)
1946年吹田市生まれ。1970年(株)文藝春秋に入社。山崎豊子のほかに立花隆、井上ひさし、村上龍、吉本隆明、村上春樹等を担当する。『CREA』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任し、芥川賞選考委員会の司会進行も行う。2009〜14年同社代表取締役。退任後、母校・神戸市外国語大学の客員教授や世田谷文学館友の会会長を務めた。

山崎豊子氏
『不毛地帯』著者校
『大地の子』進行表

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,500円
お申し込み方法 イベント予約サイト「Peatix」、電話(03-3502-3340)、ご来館(1階受付)いずれかにてお申し込みください。電話、ご来館の場合は下記の情報をご連絡ください。①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)