日比谷図書文化館所蔵 貴重書紹介展示
「小泉八雲のちりめん本」

展示の様子1

2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻・セツをモデルにした番組で、いま八雲の作品にも注目が集まっています。千代田区が所蔵する「ちりめん本」のなかから、八雲が翻訳を手掛けた日本昔噺5点をご紹介しています。

展示の様子2

ちりめん本は、明治期に長谷川武次郎が考案した欧文挿絵本のことで、挿絵は木版印刷、本文は活版印刷で刷られ、和綴じで和装本に仕上げられています。当初は日本の子どもの外国語学習用でしたが、次第に外国人の土産物としても人気となり、また海外へ輸出されるようにもなりました。

展示の様子3

武次郎は、八雲が日本の昔話を元に再話した5つのお話をちりめん本シリーズに加えました。八雲は『日本の面影』や『怪談』など、日本関連の優れた著作を数多く残しましたが、いずれも大人向けで、初版は主にまず英語圏で出版されました。

一方、武次郎のつくった八雲のちりめん本は日本で出版され、子ども向けにつくられ、家族で楽しめるものでした。八雲は子どもの読者を意識して、超自然的な場面が含んでも、子どもたちに恐怖心をあおらない話を選ぶなど、配慮したと考えられます。

明治期につくられた特徴ある出版物「ちりめん本」や八雲の作品、関連資料をぜひこの機会にご覧ください。

千代田Web図書館で読む・感じる「ちりめん本」ログイン不要、どなたでも!

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アクセス方法:こちらにアクセスし、ページトップにある「資料を探す」の検索窓に「ちりめん本 小泉八雲」と入力してください。

デジタル画像でちりめんの感触もお楽しみください!

    

基本情報

会期

2025年12月25日(木曜日)~2026年3月31日(火曜日)

開催場所

日比谷図書文化館

会場

2階パープルゾーン

協力

千代田区教育委員会

小泉八雲のちりめん本
展示の様子1 『小泉八雲による日本昔噺』より『化け蜘蛛』『猫を描いた少年』『ちんちん小袴』
展示の様子2 英語版『日本昔噺』シリーズより『桃太郎』『文福茶釜』
展示の様子3

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