千代田図書館所蔵「一橋・駿河台図書館業務資料」紹介パンフレット(2016年10月作成)

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資料の特徴や展示の記録をコンパクトにまとめました。図版が多く、読みものとしてもお楽しみいただけます。千代田図書館9階で配布しています。

  • 「一橋・駿河台図書館業務資料」の概要、主なグループ分けと資料数
  • 利用案内
  • 展示アーカイブ「関東大震災前後の東京市立図書館」

千代田図書館所蔵「一橋・駿河台図書館業務資料」関係資料集(2017年3月作成)

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パンフレットの内容に、講演会の記録・目録・参考文献を加えたものです。調査研究や閲覧申請にご活用ください。ご希望の方に配布または郵送しています。

  • 「一橋・駿河台図書館業務資料」の概要、主なグループ分けと資料数
  • 利用案内
  • 展示アーカイブ「関東大震災前後の東京市立図書館」
  • 展示関連講演会の講演録
  • 「一橋・駿河台図書館を作った図書館員」「東京市立図書館を利用するには」
  • 「一橋・駿河台図書館業務資料」目録・主な参考文献、研究会記録ほか

配布場所:千代田図書館10階カウンターでお申し付けください。
受付時間:平日午前10時から午後6時

郵送方法
お届け先の住所・宛名を記入した返信用封筒(A4サイズの冊子が入るもの)に、切手(300円分)を貼付し、下記までご送付ください。複数部ご希望の方は、事前にお問い合わせください。

必要事項
お届け先の住所、宛名、電話番号

郵送・問い合わせ先
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1 千代田区役所10階
電話:03-5211-4290(平日午前10時から午後6時)
千代田図書館 企画担当

一橋・駿河台図書館業務資料の主なグループ分けと資料数

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  1. 日誌類 44点/大正12年から昭和31年
  2. 予算差引簿 22点/大正11年から昭和19年
  3. 各種図書目録 6点/大正12年から昭和4年
  4. 図書購入関係書類 16点/昭和3年から昭和11年
  5. 蔵書月報 1点/昭和7年から昭和16年
  6. 閲覧料日計簿 23点/昭和5から昭和26年
  7. 令達・報告・諸願届類 12点/大正13年から昭和26年
  8. その他 13点/大正13年から昭和33年

「千代田図書館八十年史」と一橋・駿河台図書館業務資料について

「千代田図書館八十年史」の画像

「千代田図書館八十年史」(以下、「八十年史」)は、明治20(1887)年に千代田図書館の前身である大日本教育会附属書籍館しょじゃくかんが創立されてから80年になるのを記念して、昭和43(1968)年に千代田区が発行しました。明治から昭和まで、それぞれの時代における社会事情との関係性を解説しながら、多数の業務資料にもとづいてサービスの内容・施設の様子・利用状況などが紹介されているため、千代田図書館のみならず、日本の図書館の歴史を知るうえでの基本書とも言われています。
その「八十年史」の後記には、千代田図書館(旧館)の倉庫から発見された業務資料を参考にして本書の執筆が行われたと記されています。

「昭和42(1967)年5月に行われた特別整理(曝書)のさい、それまで種々事情があって使えなかった倉庫の取片付けをしたところ、関東大震災前後からの、一橋-駿河台図書館時代の沿革が明らかになるような一山の資料が発見された。......中略......この資料を利用し......中略......図書館史を完成させたならば、都内最古の公共図書館の記念事業としては、もっとも適当なものであろう」(「千代田図書館八十年史」後記より)

その後、それらの業務資料の行方はわからなくなっていましたが、平成25(2013)年、移転後の千代田図書館の閉架書庫の奥から、これらの業務資料が入った段ボール2箱が発見されたのです。このことは千代田図書館の関係者のみならず、図書館史の研究者をおおいに驚かせました。ただ、「八十年史」で紹介されている資料すべてが発見されたわけではなく、依然行方のわからない業務資料もあります。