株式会社 竹尾

『紙とデザイン 竹尾ファインペーパーの50年 株式会社竹尾 創立100周年記念』(株式会社竹尾、2000年)

会社名

株式会社 竹尾

社史名

『紙とデザイン 竹尾ファインペーパーの50年 株式会社竹尾 創立100周年記念』

配架場所:千代田図書館「出版にまつわる本棚」
資料番号:130247042 請求記号:出版業/585.7

社史紹介

会社紹介

一般印刷紙とファインペーパー(高級特殊印刷用紙)の開発研究・輸出入・販売を行う紙の専門店。紙を通して環境活動、文化活動にも積極的に取り組んでいる。1899年(明治32年)竹尾栄一が京橋区(中央区八丁堀)にて洋紙販売を創業。1907年(明治40年)に神田に移る。2000年(平成12年)、神田にショールーム・ショップ「見本帖本店」を構え、ファインペーパーの販売と紙の情報発信を行っている。2001年(平成13年)、創立100周年記念事業として「竹尾賞」を創設。ヴィジュアル・コミュニケーションの発展のため、「デザイン評論」「デザイン書籍」の2部門を表彰している。1965年(昭和40年)より毎年1回開催されている「竹尾ペーパーショウ」は単なる紙の見本市ではなく、第一線で活躍するクリエイター・出版人・デザイナーなどが紙の可能性を探る場である。紙を使わない電子書籍の話題が騒がれる中、46回目2011年の竹尾ペーパーショウのテーマは「本」を予定している。

内容紹介

創業100年を記念し出版された。50人のクリエイターが、竹尾が取り扱ってきたファインペーパーの中からそれぞれ一銘柄を選び、それにまつわる「思い出深い作品」と「出会い」を語っている。1949年に生まれた代表的なファインペーパー、NTラシャから始まり、誕生した順に、クリエイターの文章と作品の図版、作品名、クリエイター名、作品に使用したファインペーパー名が見開きで紹介される。またその間に1950年代から1990年代まで10年ごとに紙業を取り巻く社会の動き、デザイン、印刷業などについての解説が加えられる。巻末には「竹尾記念出版物」の図版と解説、竹尾、製紙関係、国内外のデザイン関係、社会一般の動向を網羅した年表「竹尾の紙とデザインの歴史」、他社の発表したものも含めた「ファインペーパー年表」が収録されている。

内容注記

【印刷】
大日本印刷株式会社

【付録】
巻末に収録「竹尾記念出版物」「竹尾の紙とデザインの歴史」「ファインペーパー年表」

【その他】
一誠堂書店元店舗の階段写真
造本・デザイン:原研哉+池真帆+岩淵幸子
写真:藤井保
巻末に造本用紙一覧あり

関連文献

  • 竹尾 編 『SUPER HEAD'S TAKEO PAPER SHOW 2009 言葉のペーパーショウ』(朝日新聞出版 2009年)
  • 竹尾 編 『proto- 紙のいきづかい』(毎日新聞社 2010年)
  • 竹尾 編 『FILING 混沌のマネージメント』(宣伝会議 2005年)